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2004/10/05

◆平均株価は午後1時半ころから20円幅の狭いレンジ内の動きに終始。きのうまで3日間で500円上げたことで利益確定売りが先行しこう着状態となったようだ。ハイテク株は米取引時間外に半導体メーカーが売上の下方修正を発表したことを受け利食い売りが先行した。個人投資家にはマザーズ市場が戻り待ちの売りに下げが厳しくなったことが嫌気されたほか、直近急騰の低位株で、木村化工機(6378)が364円の年初来高値に買われた後、一転247円と大幅安に転じるなど高値波乱銘柄が相次いだことも気勢を削いだようだ。といっても、低位株で買いの回転が効いている投資家は多い。三菱重(7011)製品の西日本販売担当の西華産業(8061)が突然人気化、前日比50円高の240円ストップ高に買われなお、ストップ高カイ気配で終わるなど物色意欲は盛ん。西華産の場合この日新たな材料が出たわけではない。4月高値銘柄ということで、今週末以降の信用期日明けに期待した買いが先行、4月高値を突破したところで、ネット経由の投資家のパソコン上で買いシグナルが発せられ、自動的に買いを執行する動きとなったことが上昇ピッチを加速すると同時に前日出来高の47倍弱の大商いとなっていった。この流れが逆に行けば、ロスカットの売りが執行され一気に値を消すことになる。当然、ハイリスク、ハイリターンの世界であり、一般は敬遠すべきであろう。ただ。西華産やきょうは高値更新後波乱に転じた太平工(1819)のように、本欄で注目後株価、チャートそして出来高チェックで先取り買いできる可能性も多い。◎不人気株だが三菱重製品の東日本担当の東京産業(8070)に注目。西華産はとともに「重厚長大」賛歌を歌うか!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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