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2007/05/07

◆新日鉄(5401)が40円高の852円と3日続伸し、前号で紹介したように、再び騰勢を鮮明化させてきた。日経平均株価は一時、4月17日の戻り高値に迫る1万7715円まで上げた。これを抜けば、2月26日の年初来高値1万8300円挑戦が始まることになる。強弱感は対立しているが、市場体温計の新日鉄が900円の高値突破となれば、市場全般、新たなうねり、上昇基調が鮮明化することになる。

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◆先週末、ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社の株主総会が開かれた。日経新聞7日付け夕刊では、<金融市場を押し上げる「カネ余り」の状況に警鐘を鳴らした>とあり、市場が警戒する金融収縮のきっかけは<利上げではなく、「予想外の外的な要因」を懸念している>と表明したとある。同社は1965年から41年間で資産を3600倍にしており、現預金は460億ドル(5兆5000億円)を数える。総会には世界から3万人に迫る出席があったという。そして、日経夕刊とは違い、同氏は相場の先行きに付いては、珍しく強気だったという(もちろん長期の話だが)。■NYダウは4月ほぼ一本調子の上げで、5月に入っても連日で過去最高を更新している。本欄は、4月27日付けで、<「米国は住宅問題によって不況に陥ることはない。株価が天井打ちすることはない」と今も考えている。米国経済の懐の深さを評価していること。そして、住宅投資の過剰については長く警戒され続けた問題であるからだ。市場は、突然予期しないニュース、情報が飛び込んできた場合にはサプライズ(驚き)があるが、指摘され続けた情報の現実化にはそれほどサプライズはないものだ。>と記した。米国市場に「楽観論」が洪水のように襲った時は、東京市場でも警戒感を強めるべきであり、市場から一歩引くべきであろう。その時のために、景気動向だけでなく、「出来高と値動き」に注意を払いたい。

◆さて、全般強気相場復活との強気が聞こえるなか、<月足が12カ月もしくは24カ月移動平均線で、週足は26週もしくは52週線にそれぞれ下支えられ上昇基調を継続している銘柄で、2月〜4月にかけて上値関門に上昇を阻まれてきた銘柄が、相次いで上値関門を突破し、新たな相場に入ってきた>。本欄紹介銘柄では、東海カーボン(5301)、新造船建造が追い風となる日無線(6751)、高砂香料(4914)、株式などの含み資産関連の日清紡(3105)、新造船建造の増大が業績拡大を牽引する中国塗料(4617)、鉄鋼関連株の阪和興(8078)・・がそうだ。●一本調子の上げでは、新日鉄株の先鋒となった新和海運(9110)、羽田空港拡張が業容拡大のチャンスとなる三愛石(8097)、●上値ネックライン突破が目前なのは、「世界漁業資源獲得競争」関連の日水(1332)、堺化学(4078・大)、新日鉄群団の太平工(1819)などなど・・引き続き「強気」で対応すべきであろう。

◆なぜ、前週大波乱した筆者本年注目株・東芝プラシス(1983)は100円ストップ高の945円に暴騰し、ストップ高買い気配で買いを残して終ったのか?わからなかった。明日が短期的な相場の分かれ目か。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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