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2009/05/01

◆繊維株は、前日に暴騰したインフルエンザA型(世界保健機関・WHOは「豚インフルエンザ」の呼称を中止しA型を使用し始めた)関連株が一転、1部市場値下がり率ランキング30銘柄中の半分15銘柄を占めた。インフル関連株人気をリードしてきたダイワボウ(3107)は80円安の350円ストップ安引けとなり、なお477万株強の売り注文を残し値下がり率6位となった。値下がり率首位はインフルエンザには無縁の富士紡HD(3104)で47円安の123円は27.6%の下落だった。買いが買いを呼ぶだけの誰かが仕掛けた銘柄の相場の寿命は特に短いのはいつの時も同じ。■1日未明に、舛添要一厚生労働相が、「新型ウィルスに感染した疑いがある患者を日本で初めて確認した」と記者会見で発表したことを受け、インフル発生にともなう物色人気はひとまずピークを迎えたとみた売りが優勢の展開となったようだ。「ものみな歌で終る」とは学生時代に愛読書とした(吉本隆明氏との論争相手であった)花田清輝氏の面白き著作の表題であるが、株式に限らず、ひとのすることの終章は、ろうろうと歌い上げたところで迎えるということであり、いつも変わらないこと。天国と地獄は紙一重の差ともいう。「分っちゃいるけどやめられない」という植木等氏の歌が耳に響いて眠れない?

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◆きょうは、外国為替相場の円安進行を受け、景気敏感株を中心に買った。しかし、6日後の7日に為替がどうなっているのかは、誰も断定できない。また、市場は、株価材料はその日その日に株価に織り込んでいく。きょう振り上げたサイコロが7日にどんな目を出すかお楽しみ!?

◆GSユアサ(6674)は続伸し、一時688円まで買われ、4月23日の新生上場来高値695円に接近した。2日間で63円戻し、上昇基調を継続した。これまで紹介してきたように、三菱自動車と電気自動車向け、ホンダとハイブリット車向けリチウムイオン電池を手掛けており、環境対応車関連の厚みを増す信用売り長銘柄として、もう一段上を目指す動きが期待される。環境関連株のほとんどは昨年7月の洞爺湖サミット前に天井を打っており、原子力関連株の代表銘柄である日製鋼(5631)でさえ昨年高値の半値以下の水準にとどまっているなか、高値更新を続ける銘柄としてGSユアサの相場は今しばらく続くとみたい。

◆動きが変わったのは、ソフトバンク(9984)。189円高の1739円まで買われ、1月5日大発会高値を更新し、昨年12月24日の戻り高値1672円も同時に突破した。4月13日に1595円をつけた後、上値が重い展開が続いたが、下値は200日移動平均線が支えた。きょうの一気の上昇で、相場の位相が変わったとみてよい。人気化のきっかけは、4月30日大引け後に発表した今10年3月期連結営業利益予想が前期比16.9%増の4200億円と、連続2ケタ増益かつ最高益更新見通しとなったこと。年間配当を5円とし、前期までの2.5円配当から倍に増配する予定だとしたことが買いを誘った。

◆また、日電産(6594)も連日で年初来高値を更新し、前日上抜いた200日線とのプラスかい離を拡大した。上値を試す動きが期待できそうだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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