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2013/06/14

◆「案ずるよりも産むが易し」というが、この日、日経平均は前日比241円高の1万2686円と4日ぶりに急反発した。13日のNYダウが、雇用、個人消費など経済指標の予想以上の改善を背景に4日ぶりに急反発し、欧州株も反発した。加えて、朝方の東京外為市場で円が対ドルで4日ぶりに急反落し対ユーロで3日ぶりに大幅反落したことから投資家心理が好転。買いが先行し一時1万2900円台を回復する場面もあった。もっとも、前日が今年第2位の大幅安だったことから考えれば、単なる、リバウンド相場の域を出ないのかもしれない。きょうの動きだけで、週明けから行くぞ!といっても、短期リバウンドの範囲を出ない。筆者が証券時代の1989年12月大脳会に過去最高値3万8915円の過去最高値を記録した。大相場だったその12月の月間出来高は175億株。今月は今日まで14日間累計で391.8億株!今やミリ秒(1000分の1秒)を切る超高速取引で取引所が顧客獲得競争での勝者を目指す時代。しかし、個人投資家がやることは、情報取得や注文執行の方法や手数料など・・は大きく変化したものの、「自分なりの考えで自分流にやる」ということはなんら変わってはいない。■さて、5月の月足だが、9カ月連続陽線を引いた後、剣を上に向けた格好。上ヒゲの長い「大天井足」を引き、しかも、6月は陰線足に向かっている。6月の「剣」の大商いでぶら下がったエネルギーが何時解き放たれるのか?おおいに気になることではある。

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◆結局、当欄の銘柄は前号で記した線から現時点では大きく離れることはない。●ショーボンドHD(1414)や●横河ブHD(5911)、●NIPPO(1881)など国土強靭化計画関連セクター。個人の消費が思うようには伸びてないなか、●一六堂(3366)は第1四半期が厳しい決算となると知友アナリストが指摘しており、7月の決算発表時まで様子見とするが、●セブン&アイHD(3382)は14日付け日経新聞朝刊が、18日、高級プライベートブランドで伊藤園(2593)と共同開発したペットボトル入り緑茶を発売すると報じた。昨夏に販売した同様の商品のデザインを一新し、販売数量を2.5倍の600万本に増やすという。13日にはサントリー酒類と共同開発した缶ビール「プレミアムビール」を25日に発売すると発表している。ポントは「コンビニ戦争」で勝ち残るため、狭い店内でいかに売上高を伸ばすか!が問われるなか、業界トップのセブンイレは相次ぐ高付加価値化商品の開発・投入でコンビニ戦争をリードしていくというから。同業他社との利益率競争で圧倒している今、さらに攻勢を続ける強い「生きる力」に引き続き期待したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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