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2010/11/16

◆日経平均は前日比30円安の9797円と反落した。中国市場で金融引き締め警戒から上海総合指数が一気に4%弱の大幅安となり2900ポイントを割り込んだ。つれて、アジア主要市場の大半が大幅安した。東京外為市場では円が対ドルで83円台と10月7日以来の円安水準に振れた。しかし、日経平均が寄り付き直後に9908円まで上昇し、6月24日以来ほぼ5カ月ぶりに9900円台に乗せ、1万円大台に迫ったことから、利益確定売りや戻り待ちの売りが広がり、内需株、資源関連株から輸出関連株など幅広く売り優勢の展開となった。日経平均はこの日9923円にある200日移動平均線を前に反落し、5月14日以来の200日線回復はならなかった。東京外為市場で円が83円台まで振れたのは、米国債の利回り上昇を受けドルの需要が高まり、円売りドル買いに裁定が働いたことが主因という。

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◆当欄ではレアース関連株として愛知鋼(5482)を紹介してきた。テクニカル面で問題視していた440円前後の上値ネックラインを突破した後も25日移動平均線や6週線沿いに上昇基調を刻んでいる。この日も買い気配から479円で寄り付き、2008年9月のリーマン・ショック直前の崖っぷちの水準にたどりついた。大引けも19円高の475円と順当だった。ただ、買いが先行したのは、16日付け日経新聞朝刊が1面の特集「企業強さの条件」第6部「資源小国の選択」の記事中に、「1992年、トヨタ(7203)でモーター用磁石の事業化が動き始めた。それから約20年、愛知鋼は中国に偏在するジスプロシウムを使わない磁石の開発に成功、来春から量産する」と報じたことを手掛かり材料とし、見直し買いが先行したもの。会社側では6月にHP上にレアアース不要の磁石を発表しており、当欄ではその発表を背景にここまで「買い」を唱えてきた。株価は、既に上値ネックラインを突破しており、中勢強気姿勢に変わりはない。しかし、いったん、ここからの利益確定売りはよしとしたい。

◆一昔もふた昔も前、証券の調査部時代に会社訪問をしたなかで驚かされた企業のひとつが浜松ホトニクス(6965)であり、光電子増倍管だった。その増倍管の売上高拡大を背景に来12年9月期連結営業利益、経常利益とも4年ぶりに過去最高を更新するとのアナリスト予想が届いた。幸い、株価は、今年3月に業績予想の増額を発表した後、一段上高し、そのままボックス相場が続いている。加えて、26週移動平均線沿いの上昇基調にあり、その下には2480円水準で52週線が控えている。改めて、「買い」としたい。●マクドナルド(2702)も9月中旬以降は概ね25日線沿いの上昇基調にあり、200日線(きょう現在1970円)が下値に控えている。6月の年初来高値2099円、そして、行列騒ぎが話題となった08年12月時の高値2170円は、来11年12月期連結業績予想発表前後にトライすると期待し、改めて「買い」としたい。●また、栄研化(4549)は860円台の壁突破を見守りたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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