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2006/12/27

◆26日のNY為替が1ドル=119円台へと円安が一段と進行。この日、日経平均は5月8日以来の高値1万7223円となった。しかし、1日の上下幅がわずか53円と今年最低。一時円高の円と一段高に買われた新日鉄(5401)だが、終値は1円高とかろうじてプラスを維持した。ちなみにTOPIXの業種別指数で鉄鋼株は11月20日の今回相場の基点1036ポイントからきょうの高値1363まで31.6%の急騰だ。その同じ期間で、新日鉄は39.1%の急騰となった。筆者はここまで、「年末年始で相場及び物色対象が様変わりする場合が多い」ことを実感してきた。そんななか、「鉄が木の葉のように舞いあがる」相場が1カ月以上続いてきた。年明け以降に調整局面があっても不思議はないだろう。その経験則を大きく逸脱する新値街道驀進となれば、日経平均は上に大きく居所を変えると見てよい。一方、<新日鉄が中期調整局面を迎えるとすれば、その後、全般相場をリードする人気を得るには、鉄鋼の世界再編の動きが具体化する必要がある>と見ている。いずれにしても、新日鉄以下鉄鋼株の動向は目先注目度トップとなろう。

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◆トヨタ(7203)に対し日興シティーグループ証券の松島アナリストは、トヨタが22日に発表した07年の世界生産(942万台・前年比4%増)・販売計画発表を受け、25日付けのレポートで「世界一の自動車メーカーへ着実なステップアップが期待でき、ポジティブに評価できる」、「9月に社長が08年販売台数980万台と発表したが、順調な拡大が期待できよう」と指摘、投資判断「1M」(判断買い・中リスク)を継続し、目標株価を1万1000円とした。本欄で「トヨタが2年8カ月ぶりに4000円台を回復した」とトヨタ株強気を最初に触れたのは04年4月下旬のこと。きょうの高値が当時の倍となる7980円だから、2年8カ月ぶりに株価は倍増を達成したことになる。今後、中間調整はあっても、トヨタの成長にかげりが見え始めない限り、長期上昇基調は続きそうだ。

◆島津製(7701)は1000円固めが着実に進んでいる。以前、外国人持株比率の推移を紹介したが、この9月末には19.3%(3月末は16.9%、02年3月末は1.3%)まで上昇した。一方、浮動株比率は3月末の26.7%から25.1%(02年3月末は37.1%)に低下した。そして、単元株主数は02年3月末の4万1761名が今年9月末には2万7995名と33%減少している。機関投資家化しているのだ。02年10月に田中フェローのノーベル化学賞受賞発表があり、その後、業容が急拡大してきた。株価は、信用期日の終った03年5月以降、ここまで12カ月移動平均線に沿って、着実な上昇基調を続け、4ケタ固めから新年の一段上の相場入りに期待がかかる。●同じく本欄おなじみの新興プラン(6379・2部)も12月に入っての4ケタ大台固めが進展しており、新年は一段上の相場を夢見たい。●電気興(6706)は米投資ファンドのスティール・パートナーズ絡み銘柄だが、再び1100円台に乗せてきた。11月に続き12月も25日移動平均線にタッチしたところで反発に転じたのは偶然?そうではなく計算された上のことであろう。思惑株と割り切れる投資家のみに限定して買い推奨する。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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