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2009/09/04

◆日経平均は27円安の1万187円と3日続落。4日に発表される米雇用統計をみたい投資家の腰は引け、前場後半から、日経先物主導で下げ、金融関連、輸出関連が値下がり率上位に並んだ。来週は、まず、4日発表の米雇用統計の結果と4日の米株式市場動向、そして、ドル相場の動きが注目点。直近大きく崩れた中国市場の動向と中国政府の安定成長を目指す取り組からも引き続き目が離せない。いずれにしても、発表される経済指標に敏感に反応しそうだ。

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◆日経平均は8月31日に年初来高値1万767円を付けた。きょうは一時1万143円まで下げたものの、8月21日に付けた直近安値は1円だが上回った。しかし、TOPIXは、8月31日の987ポイントが年初来高値だが、きょう一時933まで下げ、8月21日に付けた直近安値938円を割り込んでしまった。TOPIXから見る限り、8月安値を割り込んだことで、「7月安値からの上昇相場はいったん終った」ことになる。一方、日経平均はきょうぎりぎりのところで、8月安値を守った。しかし、14日間連続で日替わりで上げ・下げを繰り返す方向感の乏しい、海外次第の相場が続いた。それほど信頼できるものではない。

◆現状では、株価は、国内、海外の景気・企業業績回復期待を上期分まで織り込んだといえる。相場がもう一段、上を目指すには、7−9月期業績予想の増額修正が期待でき、下期のいい流れが見え始める必要がある。が、その機はまだ熟していない。まして、TOPIXに続いて日経平均が8月安値を割り込み、回復が遅れるようだと、調整幅は大きくなる。買いは遅く、売りは早くかベターか。

◆個別銘柄では、直近注目の東芝(6502)は1日に496円の年初来高値をつけたが、きょうは466円引け。注目は、原子力と半導体に経営資源をつぎ込む姿勢。8月28日現在の貸借倍率は0.85倍。信用売り残株数は3783万株であり、600万株近い売り長と信用需給も追い風となろう。

◆バイオベンチャー3社株もそろって急落した。3日に年初来高値を付けたばかりのそーせい(4565)は6%近い大幅下落に。OTS(4564)は3%弱の急落。アンジェスMG(4563)も3%弱の下げで瞬間75日線を割り込んだ。いずれも先行きはともかく足元は揺れそうだ。当面は新規買いを見送り、中期線の指標といわれる26週線を買いゾーンと意識した慎重姿勢で臨みたい。

◆介護関連株の星取表は4勝4敗1値付かず。主戦のニチイ学館 (9792)は一時1008円まで下げ、4ケタ失速の危機。4ケタ割れでも、901円にある26週線を意識する場面があれば、拾いたい。●この日、続伸し年初来高値を更新したのはケア21(2373)。5月から上昇が急となっており、急騰、調整を繰り返しての3段上げとなるが、昨年10月までまるで相場の埒外にあっただけに、少々の上げで終点を迎えるわけにはいかないだろう!●続伸し7月の年初来高値17万8700円に急接近したのは2番手銘柄として注目のメッセージ(2400)。魅力的チャートだ。14万円台前半の26週線に接近となれば、面白くなりそうだ。これもまた、長期低迷から昨秋目覚めたばかりだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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