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2012/02/03

◆1980年代前半の新婚時代は、現在の我が家から500メートルくらいのところにある3階建てマンションに住んでいた。クリスマス近くなると、マンションで気の合う数家族が集まっていた。そのなかに、ソニー(6758)のある研究所に勤めていた人がいた。そして、皆んなで、「ソニーはすごい」とほめあっていた。しかし、当人は、買いかぶりですよ、今は危機感を覚えていますと真剣な顔でいっていたが、それがなぜか?理由については語れなかったようだが、皆を驚かせた記憶が今も残っている。

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◆その後、筆者は「場立ち」から調査情報担当に移動。あちらこちらと見学、取材をするようになり、ソニーにも出かけた。何しろ、80年代前半、韓国ではテレビや主婦待望の電気機器炊飯器など日本製の電気製品は韓国製をはるかに上回る価格でも欲しいという時代。ソニーは「ウォークマン」で音楽をポケットに入れて持ち運び聞くことができる個の時代を先導していた。が、ウォークマンへのこだわりガ強すぎたためか、次に大ブレイクする「何か」が開発できなかった。そして、パソコンでスタートし、今や、iPhone、iPadで大ブレイク中の米アップルにはなれなかった。●パナソニック(6752)、シャープ(6753)などテレビとその周辺事業で世界をリードしてきた日本エレクロトニクス産業がテレビに変わる次ぎの主力事業が見えない。パナソニック、シャープは今3月期連結経常大幅赤字転落予想に修正した。が、日立(6501)は2日、前期比5.1%減の4100億円と従来の1ケタ台の経常減益予想を据え置いた。テレビ事業などから軸足を社会インフラ事業などへ移していたことが寄与するもよう。

◆この日、日経平均は前日比44円安の8831円と4日ぶりに小幅に反落した。決算の明暗に株価が敏感に反応する動きが続いているが、3日の米雇用統計発表を控えて様子見気分は強かった。日本の強さを象徴してきたエレクトロニクス業界だが、凋落ぶりが見て取れる厳しい決算が続いたものの、買い戻しなどからTOPIX業種別株価指数で電気機器は7日ぶりに反発した。パナソニックは582円を付け、終値は7円高の599円だったが、600円割れは1978年(昭和53年)以来34年ぶりのこと。シャープは505円を付け79年11月以来の安値で、引けは15円高の543円。ソニーは前日に1321円安値を付け、きょうの終値は前日比107円高の1435円。昨年11月には1253円と手元に資料がないが、筆者が証券取引所の中で場立として働いていた1970年台前半?以来の安値。1980年代前半には自動車とともに日本製のテレビは米国市場を席巻、叩き壊されるシーンがニュース映像として伝わってきたものだ。しかし、今や、お荷物?液晶テレビなど映像機器は大赤字の原因に。●もっとも、日立も昨年8月に52週線を割り込んだ後、52週線が頑強な上値関門となってきた。しかし、今週は398円と400円割れがあったが終値は429円、下ヒゲの長い1円の陽線を引いた。来週、26週線をしっかり上抜いたところから「買い」推奨としたい。

◆さて、トリドール(3397)は前日高値855円で好材料出尽くしの格好だが、今朝発表の1月の既存店売上高で「丸亀製麺」既存店は4.6%増とさらに加速!ただ、6週線とのかい離が大きく。770円台前後まで下げたところを拾いたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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