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2010/09/06

◆3年前に期限が切れたまま放置していたパスポートを新たに申請してきた。6月にはパスポートがなく、天に昇った義兄のお葬式に私だけが行けなかった。義兄は今月28日が誕生日だったことから、妻とふたりでいくことにした。証券会社を辞めた後は、妻がひとりで里帰りしたり、商売の関係から往来してきたが、私には13年ぶりの渡韓となる。最初にパスポートを申請に行ったのは本籍地のあるところでの取得が義務付けられていた時代で30年も前のこと。なにしろ、韓国は夜間外出禁止令が解除される前であり、1万円=約3.2万ウォン前後の交換レートだった。今日現在のレートは13.5万ウォンだが、韓国の物価も大幅に上がっており、どちらの時代の1万円に使いでがあるか、行って確かめるしかない。しかし、そんなこと以上に確かめたいことや調べたいことがありすぎて、どこまで、動くことができるかは不明・・?■さて、9月第2週初めのこの日、日経平均は前週末比187円(2.05%)高の9301円と4連騰。3日に発表された米8月雇用統計が「予想ほど落ち込まなかった、米景気の後退懸念が縮小した」とし、NYダウが4日続伸。欧州に続き、アジア・太平洋株式市場は全面高となり、東証では円高一服もあって、1部全銘柄中の87%、225指数採用銘柄では93%が上げ、TOPIX業種別株価指数は全33業種がそろって上昇した。(今週のテクニカル面については、前号を御参照下さい)

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◆前週、市場が固唾を呑んで発表を待った米雇用統計は、民間部門の雇用者数が前月比6.7万人増とアナリスト予想平均よりも多かったという。そして、「非農業部門の雇用者数は前月並みの5.4万人減だったが、予想の中央値比では大幅に改善した」・・とし、米景気回復減速への懸念が緩和されたとみた買いが広がり、NYダウは4連騰。終値1万ドル割れ寸前から一転、4日間で438ドル(4.37%)の大幅連騰で切り返してきた。■確かに、厳しいと予想した数字よりも増加はした。が、これまで発表された多くの経済指標と同様に、「前月比などとの比較では減少した。ただ、予想よりは良かった」のであって、前年同期比、前月比、前週比で「増加」した指標はそう多くなかった。実は、景気は後退しているとみるべきえはないか。もちろん、景気後退を米政策当局が放置しておくわけはなく、対策を打ち出すとの期待感はある。市場に予想よりも良かったといわせ、良いとこ取り相場が続いているのは、4月の欧州財政危機以降、世界の株式相場が大幅に下落したことで、悪材料を相当織り込んできたことと、「過剰流動性」以外にはない!?

◆ナブテスコ(6268)が8月の26週線底割れ懸念との戦いに勝利しかかっている。これまで紹介してきたように、08年10月安値基点の26週線沿いの上昇基調を継続しており、中国・アジア関連銘柄で業績回復が続くPER割安株として26週線絡みで打診買いは「可」(ロスカット価格決定後)とみる。  

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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