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2011/09/06

◆日経平均は前日比193円安の8590円と3日連続安した。終値としては東日本大震災直後に大暴落した3月15日の安値8605円を割り込み、今年最安値となった。TOPIXも3日続落し、終値として8月24日の年初来安値を更新した。5日の米国市場はレーバーデーで休みだった。が、欧州で、景気減速や債務危機への懸念が高まったことから株式相場が大幅続落。この流れを受けた東京市場でも朝方から売りが先行した。寄り付き段階で8700円を割り込み、後場後半には8600円台を割り込むじり安展開となった。世界経済の減速懸念と欧州債務懸念が売り材料視された。海外勢の売り越しも続いた。

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◆欧州債務危機からの脱出の鍵を握るのはドイツの動きだが。そのドイツで、与党がメルケル首相の地元州選挙で敗北した。結果、ギリシャ債務危機への対応が一段と難しくなったとの見方が広がり、ギリシャ株式は3.7%超の大幅続落で終った。そのギリシャの昨年末時点のGDP(国民総生産)は3050億ドルだが、イタリアは2.05兆ドル、そして、スペインは1.40兆ドルとギリシャ、ポルトガル、アイルランドなどとはケタ違いの経済規模であり、その処理は難しくなり、世界経済への影響は大となる。また、ギリシャやイタリアには財政改革を強い意思で実行する意欲は乏しいとの見方が強く、支援国の腰を重くしている。今回、ドイツ首相の地元州議会で敗れたことで明らかだという。また、住宅ローン担保証券を巡り米当局が世界の17銀行を提訴したことも、欧州銀行株下落につながった・・。

◆結局、アンカーはアメリカ株。「9.11事件」から10周年という節目を今度の日曜日に迎えるが、NYダウは5月から9月のここまで5カ月連続月足陰線を引いている。月末に向け陽線化していくか、陰線足をさらに大幅にしていくか?それとも、1万1000ドル台の現在水準前後で底練りするのか?読みきれない。そして、希望的観測が裏切られそうな「破断の壁」の高さについ期待は萎んでしまう・・。■日経平均が終値で年初来安値を付けた今、3月15日の取引時間中の今年最安値8227円がどれだけ意味があるのか?そして、昨年4月に付けたリーマン・ショック後の高値1万1408円に対し、今年2月年初来高値1万891円、7月の戻り高値1万207円と上値が切り下がる展開となっていることも憂鬱にさせる。

◆懸念は、直近まで高値圏にあった内需株。直近の当欄銘柄の多くは内需株だ。日経平均が3月安値を意識する今から、売りが広がる!?●例えば、なお、26〜27万円前後にあるメッセージ(2400)、1000円前後の栄研化(4549)、1800円台の分割落ち後高値圏にあるシップHD(3360)、200日線で踏みとどまり三角保ち合いを形成中の科研薬(4521)、2000円とび台での小動きが今も続くマクドナルド(2702)、きょう100円超下げたが依然高値圏にあるウェザニュズ(4825)など・・だ。小幅プラスや少々の損で済むレベルならば、いったん、売却するべきか。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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