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2009/10/19

◆日経平均は前週末比21円の安の1万236円と3日ぶりに小反落したが、TOPIXは4.85ポイント高の905と続伸した。16日のNYダウは一時120ドル強下げ、結局、67ドル安と3日ぶりに反落。1万ドルを割り込んだまま終了した。発表された企業決算が嫌気され、利益確定売りなどが優勢となった。加えて、円高転換や前週末にかけて続伸していたこともあり、日経平均指数先物から下落、前週末に急伸したファーストリ(9983)が外資系証券の投資判断引き下げにより急反落したことを受け、日経平均は下げに転じた。

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◆リチウムイオン電池正極材を手掛ける戸田工(4100)が一時ストップ高。18日のNHK番組が環境対応車で先行するトヨタ(7203)を取り上げたことから、リチウムイオン電池材料関連株が好人気となった。戸田工は8月にアメリカでリチウムイオン電池向け正極材の工場を建設することを手掛かりに好人気となった経緯がある。全般軟調展開のなかでは、値動きが軽く、値幅・日柄調整を終えた銘柄として個人投資家など短期資金の思惑買いを集めた。引き続き、おりふし、環境関連セクターの手掛けやすいセクターとして化学セクターの一角が人気となってゆくものとみており、戸田工以下の銘柄に注目したい。化け学は面白い材料の宝庫だ。

◆東芝(6502)が、23円高の529円と高値引けで4日連続の年初来高値更新。午後の日経平均は下げ幅を急速に縮小、一時プラスに転じる展開となるなか、同社株は活況裏に引けにかけ上げ幅を拡大した。半導体事業では主力のNANDフラッシュが7〜9月期に黒字化したと見られ、今10〜12月期の一段の拡大が収益を後押しすると期待される。また、原子力発電事業では米国で受注した2其目も建設資格を取得するなど、業容拡大期待が一段と高まっており、全般相場のリード役として期待できそうだ。株価は、5日に431円の直近安値に叩かれた後、上昇転換。2月27日に付けた1980年9月以来ほぼ28年5カ月ぶり安値204円を大底とした中勢上昇第1波動の、短期上昇第3波動が始まったとみている。

◆先に、中長期強気とした大学発バイオベンチャー3社株は、アンジェスMG(4563)が7月の年初来高値から上値が切り下がり、前週まで4種連続で52週移動平均線に下支えされ、26週線に上値を抑えられる格好にある。OTS(4564)は8月高値から調整に入り、ここ3週間連続して26週線に下支えされた展開。そして、2月の年初来安値から9月高値まで9.7倍化したそーせい(4565)は前週から13週線を割り込んできた。 いずれも昨秋安値から大きく居所を変えただけに、引き続き調整色の強い展開が予想される。当欄でも、下値切り上げ型チャートに転じるまでウォッチング銘柄としている。ただ、17日付け日経新聞朝刊が、「先端技術や特許の事業化を支援する官民ファンド『産業革新機構』の朝倉陽保専務は、『創薬ベンチャー企業の支援策の検討に着手した』と述べたなどと報道。創薬ベンチャーを含む5件程度で実際の事業計画の精査などを始め、年内にも第1号の支援先決定を目指している」と報じた。直接、紹介3銘柄が関係するかは不明だが、大学発などのバイオベンチャーの相次ぐ登場は先行き、刺激的要因になりそうだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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