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2006/10/31

◆日経平均の10月の月足は、230円の陽線に上ひげ502円、下ヒゲ141円の独楽(こま)を逆さにした、先行き上値の重い相場を示唆する格好で終った。引き続き、52週線に下支えされたが、「明日からの11月相場でテクニカル面からの最大のポイント」は、<これまで強力な下値サポートラインとなって軟調時の相場を支えてきた52週線が、引き続き下値をサポートし続けるかどうか>だ。

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◆本欄では、かねてから「11月下旬以降に新たな相場が始まる。それまでは決定的な負け戦は避けて、何とか11月下旬にたどり着け」といってきた。それは、第1四半期(4〜6月期)決算発表当時、企業は先行きに慎重となっていることから、10月下旬〜11月にかけて発表される、中間決算の発表と併せて発表されるであろう、通期業績予想の増額修正を待ってスターとすると見ていたからだ。ところが、中間決算の発表の席で企業の楽観的な声は少なく、想像以上に慎重な姿勢が目立っている。これは、直近見られる景気を占う各種統計が景気の鈍化を示唆していることが背景にあると考えられる。本欄の期待した方向に向かうには、米国の機関車が力強く引っ張ってくれるしかない?

◆株式相場にもっとも暗い月となるはずだった9月、10月相場は、NYダウが史上最高値を更新したことを受け、英FT100指数が01年以来の高値に買われ、インド株も代表的な指数ムンバイセンセックス30が30日に初の1万3000ポイント台に乗せ、香港ハンセン指数をはじめ多くの市場がITバブル期以来の高値に買われている。■一方、やや勢いに欠けるのが東アジア市場。世界の主要株式市場で、今年4〜5月の高値を未だ超えていないのは、エレクトロニクスで世界を席巻してきた東アジアの日本、韓国、台湾3カ国だ。デジタル化が進むエレクトロニク社会のなか、エレクトロニクス企業がかつてのような高収益を上げるシステムが崩れつつあることが主因であろう。

◆島津製(7701)が再び4ケタ乗せ。終値でも4ケタをキープしてきた。今月は8月に続く長大陽線を引きやや動きが忙しくなったとの感もあるが、それまでに長い時間を経ており、4ケタ相場時代入りと見てもよさそうだ。ここまで長期上昇トレンドを支えてきたのは海外投資家の継続買いだ。外国人持ち株比率をみるとよくわかる。田中耕一フェローのノーベル化学賞受賞が発表されたのは02年10月9日だが、それ以前の02年3月期末には1.3%に過ぎなかった。それが、03年3月期1.5%→04年3月期4.7%→05年3月期11.1%→06年3月期16.9%と拡大一途である。受賞前の決算で売上高は1920億円、経常損益は41億円の赤字だった。そして、今期予想は2500億円、経常利益230億円といずれも過去最高更新の見通しにある。予想1株利益は38.8円。9月中間決算発表は来週8日の予定。

◆制御機器専業メーカーのIDEC(6652)(旧和泉電気)は急騰したが、5月に90年1月の上場来高値にあと4円と迫ったところでピークアウト。チャートが悪化している。30日には年初来安値1750円をつけたばかりだ。しかし、31日付けの日経新聞朝刊1面特集記事中に「先手観音モデルロボットに大手企業の見学が引きもきらない・・」と紹介されている。この記事に着目し、ここから買い場を探す本欄中期注目株とする。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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