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2009/02/19

◆19日の東京市場で日経平均は4日ぶりに小反発した。18日の米国株が4日ぶりに小反発し、1ドル=93円台後半と1円以上の円安となったことを追い風に自動車関連株や電機機器株など輸出関連株がリードした。ただ景気・業績懸念が上値を抑え市場参加者が少ないまま値動きは重く、1日の上下幅は105円にとどまり、前日に続く小幅な値動きにとどまった。

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◆18日の米国市場は、GMとクライスラーが経営再建計画を提出し、最大で計216億ド規模の追加支援を求めた。朝方発表された1月住宅着工件数は年率わずか46.6万戸(日本の半分以下)と1959年の統計開始以来の最低水準を記録したうえ、1月鉱工業生産指数も前月比1.8%減と市場予想を下回り一時72ドル安まであり昨年11月の直近安値を割り込む場面もあった・・。

◆その後、オバマ大統領が総額2750億ドル(約25.79兆円)規模の住宅支援策を発表。最大500万世帯の住宅ローン借り換えを支援する計画を示したことから切り返した。ただ、FOMC議事録が2009年GDP伸び率をマイナス0.5%〜1.3%に下方修正したことから、結局、小反発程度で終る安値圏での神経質な動きとなった。大きな甘辛い材料を生煮えのまま飲み込んだ感じだ。

◆18日、NY金先物(4月限)は1トロイオンス=978.2ドルに続伸し、4ケタ乗せや昨年3月の当限過去最高値1014.6ドルを完全に射程圏内に捉えたものの伸びきれなかった。一方、貴金属リサイクルを手掛ける松田産業(7456)は109円高の1205円引けとなり、一時164円高の1260円まで買われるなど大幅高し4日続伸となった。■同様に貴金属リサイクルを手掛けるアサヒプリ(5855)も直近の金急騰を背景に3日に付けた昨年10月31日以来の安値905円を基点に上昇中。きょうは106円高の1293円まで買われ、昨年12月2日以来2カ月半ぶり高値となった。こちらは金属価格の急落を背景に今09年3月期最終損益は10億円の赤字見通しに修正されている。金価格急騰にすがる思いの買いが流入した?問題はNY金先物価格の行方。金人気は、以前はドル安に対するヘッジだった。が、今は、ドル高、ユーロ・円安の構図。しかし、世界不況、欧州金融危機が言われるなかでは、金に短期マネーが集中しても不思議ない。まして、過去最高値まであと40ドル未満と迫っているのだから買いが買いを呼ぶ?

◆足元業績が極めて厳しいのは液晶関連材料。三菱UFJ証券では先にリポートで、ユーザーの液晶パネルメーカーによる急激な生産調整の影響をかぶっていると指摘する。しかし、「液晶関連材料は足元不振だが、薄明かりの兆しも」ともいう。直近の会社側コメントなどからは、今後の見通しについてやや楽観的といえるコメントが目立つというのだ。当欄では、昨秋来、浮上してはいるがまだ長期下落後の「戻り本格化以前」のテクニカル面に注目して、中期注目セクターとしてここからじっくり付き合ってみたい。リバウンドを狙う初期段階にあるここは、まず、日電硝子(5214)、JSR(4185)、日立化成(4217)をピックアップする。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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