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2013/06/07

◆週末の東京市場で、日経平均は前日比26円安の1万2877円と小幅ながら3日続落し、4月5日以来2ヶ月ぶりに1万2900円台割れとなった。昨秋来の相場の最高値圏での3週連続「週足長大陰線足」は、「警戒せよ」とのサインか?■6日の欧州株は欧州中央銀行(ECB)が追加刺激策を見送ったことから続急落、米国では雇用統計の発表を控え様子見気分が強いなかも、金利低下からNYダウは3日ぶりに反発した。しかし、円は海外市場で、対ドルが一時95円台まで上昇した流れから、東京外為市場でも円は大幅に3日続伸、一時95円台へと上昇したことから輸出関連、素材・資源関連がそろって大幅に下落した。ただ、後場後半に、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が中期計画を変更するとの報道があり、国内株式のポートフォリオ比率引き上げ期待から1万3100円台を回復する場面があった・・。

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◆この日、業種別株価指数は全33業種中30業種が下げた。債券相場の上昇に後押された不動産とその他金融が上昇したほかガス・電気が上げるにとどまった。そして、3日連続で30業種以上が下げた。今週5日間の内、4日間で30業種以上が下落し、残り1日は32業種が上昇(前週は30超下げが2回)と、一方通行型相場となった。これは、「海外ヘッジファンド」と「個人の信用取引」が中心となった付和雷同型相場の典型が続いた結果といえよう!落ち着きのない付和雷同型相場の先に、何が待っているのか?決して、いい姿ではないはず。また、ファストリ(9983)を1640円高させ、日経平均を66円弱押し上げたのは?海外ヘッジファンドか。ファストリの押し上が効果なければ日経平均のマイナス幅は90円強に拡大していた。■さて、日経平均はバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長がQE3縮小に言及した5月22日の翌日、23日に1万5942円の取引時間中の年初来高値を付け。その後、調整色を強めてきた・・。「アベノミクス相場」と呼ばれ、玉手箱のように投資資金が流入しあふれ出し、昨年11月8619円から一本調子の上げでここまできたもの。ここまでの相場で、3月高値から4月初めの安値まで745円(5.9%)の調整が最大という、投資家にはハッピーな乗せ乗せの相場展開だった。ただ、米FRBは超金融緩和策の解除に備えよ!とのメッセージを発信しているのであり、勇み足で下げた面もある。慌てて「売る」よりも、リバウンドを見た後でいいか?為替と債券市場動向を横目に、日経平均の1万2200円処にある26週線前後での動きが穏便ならば、「打診買い」も良しか。

◆この日、業種別値上がり率1位となったのはアベノミクス相場第1陣となった不動産でありその他金融。そして、個人投資家の買いが流入の東電(9501)を中心とした電力だ。当欄注目のプリマハム(2281)は機関投資家がまだ注目していないことから、個人投資家主体の相場だったこともあって5週連続陰線足を引き、注目サポートライン26週線をあっさり割り込んだ。ここからは、今期経常5%減益予想に乾杯する時を思い浮かべつつ、「下がれば下がるほど、新たな相場に期待が出来る」との見方で腰を据えて臨みたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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