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2012/06/04

◆ソニー(6758)の終値は前週末比17円安の996円と4ケタ割れ。手元にあるゴールデンチャートの月足集は創刊号1982年9月号では1971年(昭和46年)まで遡れるが、4ケタ割れはチャートに出てこない。ただ、ストック・ボード月足で「権利落ち分を修正した」チャートを検索することでようやく、1980年8月に最後の4ケタ割れが出てくる。32年前のことだ。これまで何度も記してきたが、81年暮れに韓国に初めて渡り、翌年妻と結婚したのだが、その頃の日本の電化製品は世界で輝いていた。LG、サムスンの倍の値段でも韓国ではソニーをはじめとしたカラーテレビを求めた。Wラジカセや炊飯器などオーバーチャージを払ってもいいからといわれていた。のだが・・。

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◆筆者が証券会社に入ったのは1969年の今頃。我が父親の株取引先だった。東証の旧取引所時代だが、ソニーは既に株式市場で話題になって人気を得ていたことはよく覚えており、ほどなく場立ちとして注文を執行(といっても、部長を含めて7人でも、注文は多くなく手持ち無沙汰で、口ばかり動かしていたことを良く覚えている)。場内ではソニーなど人気銘柄が新高値を付けるごとに歓声があがったものだ。株価は取引所内の壁に沿った株価ボードに、職員同士が商いが成立した銘柄と新しい株価を手サインで伝え、ボードに黒板消しとチョークをもった職員が株価を書いていく牧歌的手法だから、人気銘柄はボードが白く汚れているからすぐ分かり、ディーラーはその銘柄のところに集まることになる。または板(値段毎に証券会社と注文株数を記した注文表)を見て先に仕込んだり、利益売りする・・。事務処理はもっぱら手作業が主流。手の平に乗るカシオミニが安く手に入るのはその4〜5年後のこと。地場証券といわれる勤め先の株式・市場部はもっぱらソロバンと鉛筆・消しゴム、そして、ボールペンが必需品だった。その頃、「キャタピラー」の若松孝二監督はともかく山本晋也監督などが作る「ピンク映画」といわれた映画では、ラジオから株価がよく流れていた。が、株価が時価とかなり違ったのを聞くと、いつ頃撮影したのか?合わせて調べるのは楽しかった。

◆さて、今現在は、ウォッチングのみ。洞ヶ峠を決め込むのが一番であろう。欧州の金融・景気不安に加え、1日発表の米5月雇用統計などが、米経済は予想以上に悪化していることを示したことで、世界的な景気後退懸念が強まった。16日のギリシャ再選挙を越えねば動きは取れないとの姿勢で多くが待っている。NYダウが前週末200日移動平均線、52週線とも割り込んできた。52週線割れは昨年12月以来ほぼ半年ぶりのことだ。■当欄注目のエレクトロニクス関連でアンリツ(6754)は今年3月に1122円の02年4月以来10年ぶり高値を付けた後、3週連続で52週線を割り込んでいる。超長期の24カ月線は下に控えているが、「買い」の決心は無謀と思える。●ホトニクス(6965)は4月下旬の戻り高値3245円から急反落、2月の直近安値2575円にあと10円とせまった。●一方、大塚HD(4578)は高値からわずかな下げでとどまっている。もっとも、明日も大丈夫!との保証は付かないのだが。上場来高値2500円にあと50円弱。じりじりと下値が切り上がっていく展開となるか?右肩上がりチャートに期待し、なおウォッチングを継続。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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