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2015/07/22

◆日経平均株価は前日比248円30銭安の2万593円67銭と8日ぶりに反落した。前日発表の米アップル決算が低調となりNYダウは反落し6日ぶりに1万8000ドル台割れ。円は海外で買われ、東京外為市場でも8日ぶりに反発推移となった。日経は前週月曜日から前日まで6連騰し、終値ベースで1062円14銭(5.37%)と大幅上昇していたこともあり、アップルサプライヤーの村田製作(6981)が一時1100円(5%)超下げるなどアップル関連株を先頭に朝方から利益確定売りが広がった。もっとも、日経平均の後場の値動きは150円前後にとどまる小幅なものとなった。 業種別株価指数は石油・石炭、ガラス・土石、空運の3業種が上昇するにとどまり、30業種が下げて8日ぶりに値下がり業種が勝った。NY原油先物の5日ぶり反発を受け石油・石炭は0.7%高と3日ぶりに反発したが、鉱業は1.98%の急反落で値下がり率1位と分かれ、値下がり率2位には銀行1.95%の9日ぶり急反落となり、3位は輸出関連から電気機器が1.90%の4日ぶり反落、4位その他金融も1.82%の4日ぶり反落、そして、5位繊維製品は1.70%の7日ぶり反落だった。一方、値上がり率2位にはガラス土石が0.56%の続伸で入り、9日の200日移動平均線急接近場面から一転、12%弱の反発展開となっている。旭硝子(5201)が前日の業績予想増額修正発表を受け4.78%高したことが後押ししたもので、9日安値からは98円(15%)の急反発となった。上半期の営業利益を260億円から340億円に、通期営業利益は620億円→700億円に増額した。

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◆オリンパス(7733)が9連騰し、上場来高値を付けた2007年10月以来の5000円台回復にあと75円と迫った。もっとも、ゴールドマン・サックス証券が20日付けで同社株の「買い(コンビクション・リスト)」を継続し、目標株価を6100円としたことがこの日も後押しした格好に!同社医療事業の成長力の高さや映像事業の縮小均衡にむけた取り組みや債務圧縮、米国での株主訴訟決着に加え、バリュエーションの割り安を評価してという。筆者が初めて手にした一眼レフカメラは、1970年代前半に世界最軽量として売り出したオリンパスの「OM−1」だった。当時は、毎年夏になると、会社の先輩等と一緒に伊豆諸島各島と小笠原島を遊んおりバンバン写真を撮った。島旅が一巡した後はドライブ旅が随分続いた。西は京都・奈良、北は十和田湖、佐渡島、能登・金沢、関東近辺は毎月のように山に海にでかけた。そして、80年代前半に筆者が結婚するまで島旅やドライブ三昧の日々?が続いた。つい先日、久しぶりに写真ブックを取り出して見ると、小笠原で撮った島影や海の夕焼け色は随分くすんだ色に後退していた。カメラ事業縮小、内視鏡好調で採算改善というのはちょっぴり寂しいが、次の時代に向けてのポジション変更。先行き展望好転に最高値更新を待望し、全般軟調シーンや変調場面で長期線(200日、52週線)を見つめながら26週線など中期線接近場面で拾いたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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