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2011/03/07

◆3月第2週初め、日経平均は前週末比188円の1万505円と3日ぶりに急反落。そして、全33業種中30業種が反落した。5日連続で30以上の業種が上げるか下げるかの一方通行的相場となっている。自力走行が不可能な、一元化した世界株式市場の中で翻弄されている?リビアの混乱は広がっており、激しい内戦拡大の展開となってきたようだ。北アフリカから中東・産油国への波及が懸念され、4日のNY原油先物は1バレル104.42ドルと上昇。2008年9月以来の高値引けとなり、世界景気の足かせになるとの懸念が広がった。欧米株が急反落し、円はNY、東京で小幅に円高にふれた。トヨタ(7203)がS&Pによる格下げも重なり急反落。輸送用機器が値下り率トップトなったほか、輸出関連株が金融関連や素材・資源関連株とともに値下り上位となり、内需株は値下がり率下位で続いた。■この日、アジアでは中国・上海総合指数が、2月消費者物価指数の上昇率が前月比減速したとの観測に続騰した。一時、昨年11月以来ほぼ4カ月ぶりに3000ポイント台を回復する場面もあった。ただ、全人代大会中の管理相場とみたほうがよさそうだ。一方、日本を始め香港、韓国、台湾、インドなどアジア市場の半分強が大幅に下げた。■相場波乱期は長期投資の買い場となることが多い。NYダウ、S&P500種指数、フィラデルフィア半導体指数、英FT100指数、ドイツDAX指数など欧米株式やNY原油、金先物、CRB商品先物指数など国債商品指数は、08年のリーマン・ショックを基点に、ショック後の高値を更新している。一方、アジア新興株式市場や日本株市場は置いてきぼり・・。過剰流動性を背景に欧米を中心とした海外投資家の投資動向はやはり本国である欧米が中心。新興国に対しては投資枠の範囲内での出し入れとなるのは必然。ならば、自力走行不能で、海外投資家に売買シェアの6割前後を占められていては、北アフリカ、中東の政情混乱を手掛かりに木の葉のように上下激しく揺さぶられるのは当然。足元、上昇ピッチの緩やかな中長期上昇基調銘柄に対し、「買いは消極的であれ、戻ったところの売りは積極的であれ」の姿勢で臨むべきか。

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◆細胞シート工学技術による再生医療の実現を目指すバイオベンチャーとして注目のセルシード(7776)は、いかにもバイオベンチャー株らしく、乱高下が厳しい。安直な買いはケガのもと。高値飛びつきは第1弾打診買いの時のみ。先は長い。付和雷同買いが多かった反動で調整がどう展開していくのか?ウォッチングを続けよう。●一方、マクドナルド(2702)は前週末に2月高値をクリアして、上値を試しはじめた?こちらは、焦らず、52週線沿いの上昇相場の先を見つめ、一段ずつ階段を上がっていこう。●ボーイング787関連でスポンジチタン大手の大阪チタ(5726)は2月中旬にかけ7週連続で陽線を引き、4000円台前半の上値関門を大幅に上回った。今週で調整は3週目だが、全般急落シーンでは、突っ込み買いで臨もう。13週線の4900円台は1000円以上下げた水準にある・・。●また、東レ(3402)は炭素繊維で787関連株として前週末にリーマン・ショック後高値を付けたばかり。しかし、09年8月高値を2月第1週にクリアしており、相場は新たな上昇局面に入ったと強気したい。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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