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2009/02/09

◆9日、週明けの東京株式市場で日経平均株価は107円03銭安の7969円03銭と反落。日替わりの8000円割れとなった。前週末6日の米国株が続騰し、朝方の東京外為市場で1ドル=92円台に円安が進んだうえ、寄り付き前に発表された12月の機械統計は前月比1.7%減となったものの市場予想や11月比で改善したことを受け、輸出株からしっかり、日経平均は9時半前に181円高の8257円まで買われた。が、その後、米ガイトナー財務長官の包括的な「金融安定化策」発表が9日から10日に延期されたと伝わり、先物が先導して軟化。引けにかけ下げ幅を拡大する展開となり、安値引けとなった。

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◆6日に発表された米国1月雇用統計は予想よりも悪かった。失業率は7.6%と1992年9月以来、16年4カ月ぶり水準に悪化した。しかし、市場では「金融安定化策への期待感が高まったうえ、雇用統計の悪化を受けて、米国で景気対策などの審議がスムーズに進むとの期待感が生じた」と、都合の良い解釈を採った。米上院は総額で最低7800億ドルの景気対策法案を週初めに採決する予定だが、規模を1000億ドル強減額したことで、同法案の成立に自信を示した・・」などとし、NYダウは一時8312ドルまで買われた。

◆昨年暮れ、09年相場の有力テーマとして、オバマ米大統領のクリーン・エネルギー政策関連株が人気化した。リチウム自動車関連株もそのひとつ。が、直近は調整色を強めている。きょうは14時に今3月期連結業績予想の利益面で増額修正を発表した古河電 (6937)が100円高の810円ストップ高引けとなり、ストップ高水準で買い気配で128万株の買いものを残して話題を集めた。新神戸電(6934)もツレ高し6日ぶりに急反発した。

◆ただ、古河電池が昨年10月安値時以降、52週移動平均線に下支えされた上昇基調を維持しているのに対し、ジーエス・ユアサコーポレーション <6674> は13週線が下支えし、26週線や52週線がその下に控える、まあまあのチャート。しかし、新神戸電は年初からの急落で移動平均線を大きく下回って推移しており、手が出しづらい格好となっている。

◆また、当欄で太陽電池関連株として昨秋期待した、カネカ(4118)は微妙なところに差しかかっている。が、9日大引け後に発表した今09年3月期連結業績予想の修正は、株価保ち合い下放れリスクの高いものとなった。従来予想では、前期比小幅増収ながら原料高が響き、大幅減益見通しにある。が、これを、10%減収に修正し、営業利益は78%減の80億円(従来予想は240億円)に、最終損益は従来の125億円の黒字から一転、35億円の赤字(前期は188億円の黒字)に修正された。同社では、「第3四半期連結会計期間以降、対象市場の急激かつ大幅な需要減少、原材料価格の急落とそれに伴う強力な値下げ圧力、円高の進行の影響を大きく受けている」ことが背景という。が、調整安は必至。太陽電池の増産報道が見られるまで、当分、底値調べの展開が続きそうだ、アヤヤヤヤ・・!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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