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2008/09/29

◆「米金融安定法案は修正協議で米議会が28日に大筋合意した、上下院で早ければ29日にも採決される」との見方が伝わった。が、週明けの東京市場で日経平均株価は、先物主導で9時40分過ぎに1万2062円まで買われた後は、力無く下げに転じ、3日続落した。アジア・太平洋市場もほぼ同様の動きだ。「同法案にどこまで実効性があるのか見極めたい」との模様眺め気分が29日の市場も支配した。米経済の活性化に欠かせないのは、GDPの6割を占めるといわれる「個人消費の回復」だ。その個人消費回復に不可欠なのが「住宅価格の下げ止まり」と「原油価格の安定」。原油価格は100ドルとび台で小動きとなっているが、合意した法案を背景に住宅価格が底打ち、回復につながるかは不明感が強い。そして、10月中旬以降に発表が本格化する「企業業績」が、本格的な買いを呼び戻すきっかけとなるのか?についても疑問符がつく。世界各国の多くの投資家にとって、保有株が買い値を大きく下回っていることも厳しい現実だ。もっとも、これから新たに投資を始めようとする、投資家には「波乱期はチャンスが多い!」時なのだが・・。

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◆日本でも秋の気配が急速に増し始めるとともに、不動産・住宅関連企業の破たんが相次いでいる。29日には一部電子版ニュースが、「大東建託(1878)の会長と買収ファンドなどが計画していた同社非公開化の年内実施が困難になったことが29日、明らかになった」と報じた。みずほコーポレート銀、三菱東京UFJ銀行などなどが名を連ねていたが、結局、みずほが難色を示したことが響いたという。■日本で「住宅バブル」を先に経験した邦銀など金融機関は、国内の投資案件不足を海外に求め、三菱UFJ(8306)はモルガン・スタンレーを9000億円で、三井住友FG(8316)は著名な米投資家ウォーレン・バフェット氏とともにゴールドマン・サックスに2000億円出資の意向を示し、野村HD(8604)はリーマン・ブラザーズのアジア・太平洋、欧州・中東部門を買収(238億円)と・・動きを活発化させている。なかで、バフェット氏の長期的な動きは、<直近の厳しい条件下で行動することはチャンスを得ること>だと見たものだ。■三菱UFJは一時31円高の962円まで買われ8月1日以来の戻り高値をつけた。200日移動平均線にあと2円と迫る場面もあり、5日の年初来安値741円から30%戻しとなっている。中長期投資では最も注目すべき銘柄のひとつとなる可能性も!また、●三井住友FGは大引けでは1.1万円安で終ったものの、一時9000円高の69.8万円まで買われる場面があった。そして、●野村HDは37円安の1431円引けと反落したものの、一時1491円まで買われ、6月下旬以降、上値関門となっている75日線に迫る場面もあった。18日につけた2003年5月以来5年4カ月ぶり安値水準1176円からの反発局面だが、1500円処と75日線が上値関門だが、<金融界の再編、淘汰が一気に進むなかでは、勝ち組候補はここからのダメ押しは買い>といえよう。

◆前号紹介銘柄では、フルスピード(2159・マザ)が続落。75日線を割り込むが、カカクコム(2371)は、一時1.9万円高の33.1万円まで買われるなど続伸。CCC(4756)も49円高の791円まで買われ年初来高値に急接近。CCCは業績順調のPER割安(18倍台)、信用好需給(信用倍率0.41倍)の好チャート株だ!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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