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2011/10/18

◆海面下を漂うクラゲのように波任せ、あなた任せの相場が続いている。この日、日経平均は前日比137円安の8741円と前日の上げ分を帳消しにする急反落で終了した。17日にドイツ首相の首席報道官が「23日の欧州連合(EU)首脳会議で債務問題が一気に解決するわけではない」と当たり前のことを示したのだが、欧州債務問題で楽観論が後退したとされユーロが売られた。また、中国7月GDPは前年同月比9.1%増も2年ぶりの低水準だったことや、NY連銀発表の10月同地区製造業景況感指数が予想を下回り、5カ月連続でマイナスなったことから米・中景気が懸念され、欧米株が大幅に反落した。この流れを受け、日本などアジア市場もそろって前日とは逆に大幅反落した。東京外為市場で円が対ドル、ユーロで急反発したことも重なり、輸出関連が売られ、金融関連、商品市況関連株などが下げ幅を拡大した。TOPIX業種別株価指数は値上がり業種がゼロとなり、変わらずで終った空運を除く32業種が下げた。

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◆前日に、「NYダウは前週指摘が、1万1644ドルで引けて8月31日の終値高値を更新した。8月前半から続いてきたボックスを突破したことで、一段高を目指す動きとなれば、米国・国内決算発表を見直す動きが、いったん、株価をバックアップすることになりそうだ。もちろん、欧州債務危機を無視できないが」と記した。が、17日のNYダウは前日の上げ幅166ドルを大きく割り込む247ドル安と大幅に反落した。直近4日間は75日移動平均線に上値を抑えられた格好となっている。18日のバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演内容やアップル、インテルの決算発表次第で75日線突破か一段安に転じるかに分かれる?いずれにしても、楽観的見通し継続には、欧州債務懸念や世界経済への懸念が解消するか、解消に向かって一歩つつだが前進していることを投資家が確信できる状況が必要であろう。

◆一方、東京市場は海外状況並びに海外投資家次第の流れは変わらず、状況が厳しいことに変わりはない。この日の出来高は11.7億株にとどまり、売買代金は8400億円割れ・・と、ともに昨年12月28日以来の低水準で終った。朝の寄り付き前の海外投資家成行き注文状況で、買い注文は9月26日以来の2000万株を超えとなったが、これは、ショートカバー(売り方の買い戻し)か?●当欄注目のサイバー(4751)だが、9月第2週に52週移動平均線を割り込んだ後、週末終値では52週線を上回っていない。前号で記したように52週線へのプラスかい離回復がなるかどうかが注目点。全般回復時にも52週線回復が出来なくなった場合にはもちろん、外していくべきであろう。が、ここはいずれにしてもウォッチングを継続しよう。●話題のボーイング新型旅客機「787」で炭素繊維を一手に供給する東レ(3402)は先週来200日線攻防が続いている。が、より長めの週足ベースでは先々週に52週線を回復。580円にある26週線に接近してきた。これをクリアすれば、テクニカル的にも保ち合いを上放れとなり、全般相場が荒れ狂わない限り、3月の年初来高値643円挑戦が期待できそうだ。ちなみに、7日現在の貸借倍率は0.92倍と売り長だ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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