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2008/10/29

◆荒っぽい上下波動を描きながら、下値を調べ続けていた日経平均株価をはじめとした世界の主要株式指数は、10月下旬にようやくひとつの底値にたどりついたようだ。日経平均ならば、2003年4月につけた7603円(終値では7607円)の安値を、10月27日に割り込み、翌28日前場に6994円まで下げ7000円を割り込んだ後、引けにかけ7600円台まで急反騰したことで、悲観相場の節目を迎えたといえそうだ。29日には8211円高値引けまで戻した。この3日間の東証1部市場の出来高は92.4億株の大商いとなっており、投資家層が入れ替わったともいえる。悲観の極みに売りたい向きは投げ、これまで様子見を決めこんでいた投資家層が新たに誕生したとの見かただ。

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◆ただし、<新たな始まり>に兆しは見えたが、「これが大底だ」と言い切れないのは、今回の震源地が日本ではなく、20世紀社会をリードしてきた米国だということ。そして、米国をはじめとした、欧米東アジアの主要国市場だけでなく、中国、インド、東南アジア、ロシア、ブラジル、中東諸国・・など21世紀初頭の新興成長国を巻き込んだ"株式・金融バブル"であること。相場もまた、「満つればかける、欠くれば満つる」ものであり、「よく下げたものほどよく上がる」ものだ。人間と同様に二本足で立たなければ転びやすい。打診買いはともかく、<本格的に買い始めるのは、およそ1〜2カ月をかけて相場を試した後、二番底を確認した後>でよい。

◆まず、今回の最初の戻り相場で、何処まで戻れることが出来るかも市場の強弱感を試す意味で注目される。強さを為替相場で見れば、各国通貨に対しほぼひとり勝ちとなった日本が一番強いはずだ。既に、90年代前半に「(土地・株式などの)資産バブル」を経験済みでもある。また、主要国の株式指数中では、10月の下落率が37.9%と最大だったのだから。二番底時の下値のメドは現時点では7000円そこそことなる(最悪、6000〜6500円の新たな大底確認などというリスクも残っていることにも留意したい)。戻りのメドは、6週線や25日線の9000円台前半〜9000円台央となる。

◆戻り相場をリードするのは、新たに市場に台頭してきたセクター、銘柄群から判断すべきであろう。かつてならば、経常黒字を稼ぎ出すエレクトロニクス産業であり、直近では自動車産業、明治以降では繊維産業・・となるが、日本がリードする21世紀型産業は?環境関連産業か?それとも何?

◆当欄注目のセブン銀(8411・ジャス)は「30万円前後の壁突破がはっきり見えてくるまで、買いは突っ込みを待て」としたい。上昇基調も上値が重すぎるのだ。●「クリスマス・プレゼント」のプリマハム(2281)は27日午後に今期業績予想を増額修正し、同日で東証1部唯一の値上がり銘柄だ。今期経常利益は前期比28%増の51億円と拡大、予想1株利益は13.8円。2円復配見通しで数少ない右肩上がりの信用売り長「低位材料株」だ。●筆者地元銘柄では東急(9005)の長期押し目狙いを推奨。10日に350円の03年8月以来安値をつけ、2000年以降の安値圏入りし、27日に352円で二番底を確認して400円目前まで反転した。二子玉川再開発が進み、渋谷開発もこのあと続く。不動産株買うならこちらは魅力的!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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