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2012/11/15

◆日経平均が前日比164円高の8829円と大幅に続伸した。野田首相が14日に、11月16日に衆議院を解散し来月16日に総選挙を実施すると表明したことを受け、自民党復権、そして、安倍普三自民党総裁がデフレからの脱却には<日銀の無制限金融緩和が必要>だと主張していた経緯から、内外為替市場で円が対ドル、対ユーロともに大幅続落した。緩和期待から金融、不動産関連が急伸し、財政出動連想から建設・道路関連が人気化。輸送用機器、機械、電気機器など輸出関連も反発。出来高が9月14日以来2カ月ぶりに22億株台に乗せる大商いとなった。先高感がすっかり後退していたことも、不意打ちを喰らった感じで、思わず手が動いた感があるが、この勢いでどのくらいの高さまで日経平均を登っていける?

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◆ちなみに、日経新聞で署名入り記事を発表することで筆者がチェックする編集委員の一人は、10月半ばに円高がやや修正されたことを受け、10月22日付け電子版で、「東京外為市場、気分は既に自民党政権」と題した記事を発表した。が、安倍氏の無制限金融緩和はともかく、それなりの円高阻止に向けた行動は、民主党レベルとは違いそれなりに、市場を鼓舞しそうだ。もっとも、市場は好材料とあらば一気に自分だけが飲み干そうとする決戦の場。一歩遅れの買いが命取りとなることがある。上記の指摘からいえば、海外勢はほぼ1カ月近く円高是正の動きを見越して動いてきたのだから、局面が変わり、円高是正が進めば円売りに動く?後追いして、どんでん返しを喰らわない準備が必要となりそうだ。■欧州では、引き続き発表される経済指標は芳しいものではなく、むしろ悪化を示唆するものが多い。米国では増税と歳出削減が自動的にスタートしてしまう「財政の崖」回避のための議論が進展しないことから、株価は足踏みが続く。また、15日のアジア各国株式市場もそろって急落した。

◆そんななか、日経平均は逆行高し、5日ぶりに8800円台を回復した。金融緩和期待から借入金の多い、鉄鋼、海運などが値上がり上位となり、金融、不動産関連も2〜4%高と急騰。●当欄銘柄では13日には長期相場を示唆する200日線を割り込んだショーボンド(1414)が切り返し、25日線に迫る場面があった。そして、日々チェックしている道路・建設セクター25銘柄は祭りのように赤い色(株価上昇)で染まった。●住友不(8830)は今月2294円まで上昇、リーマン・ショック時の下り坂途上にあった08年9月以来4年ぶり高値を付けてきた。ここまで、くれば、6週、13週線沿いの着実な上昇基調からは、時あらば一気高期待!との声が上がる日は近い?●東芝プラント(1983)は6月に609円のダメ押しを入れた後は、着実に下値切り上げ型チャートを刻んでおり、きょうは1121円と年初来高値を更新した。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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