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2004/07/14

◆一時値上がり銘柄数が1000超あった東証1部市場だが、終わって見れば値下がり銘柄数が1238とほぼ全面安商状。もちろん、きのうの米国市場引け後、24時間取引で、インテル株が先行き業績不透明感から下げ、全般に波及していることは分かっていた。が、UFJグループが三菱東京FGに経営統合を求めるとの報道から金融再編最終段階入りと見て、強気が先行。平均株価は寄付きが高値近辺で、大引け安値となった。マザーズなど新興市場が直近上場銘柄から大幅下落に転じたことも下げ足を早めた。わずかに消費者金融株など金融再編絡みの一角が強ばったものの、ハイテク・半導体関連株に安値更新銘柄が続出。あすも、16日発表の韓国サムスン電子の4〜6月決算を控えハイテク・半導体関連株は苦戦しそうだ。ハイテク株の受け皿となったトヨタ自(7203)が年初来高値後に急反落したように自動車関連株の多くが引けにかけ失速。トヨタの場合は調整未了感が強い中での反騰だったから調整も当然ではあるが・・。一方、東京製鐵(5423)は朝高も結局大幅下落で取引を終了、一気に上値を取りにいくことはできなかった。新日鉄(5401)は下げてもあす以降切り返しが期待できるが、東京製鐵は目先やや波乱の気配。■自動車関連では、割安感強いマツダ(7261)に強気継続。◎トヨタとの共同開発車がヒットのダイハツ(7262)は押し目買い。◎移動平均線が収斂し上放れたリケン(6462)のPER10倍はいかにも割安感が強く、■同じく移動平均線が収斂しつつある住友鉱(5713)は独立峰として全般地合いに無縁で相場を展開できる強みに注目。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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