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2010/02/05

◆2月第1週末、日経平均は前日比298円安の1万57円と大幅続落、昨年12月10日以来、ほぼ2カ月ぶり安値の大引けとなった。1月15日の昨年来高値からは8.4%の下げだ。TOPIX業種別株価指数は全33業種とも下落し、TOPIXは2.1%安の大幅続落。4日の海外市場で、ユーロがドル、円に対し(そして、ドルは円に対し)大幅安し、株式、商品がそろって大幅に下落。NYダウは1万ドル割れ目前となったことから、朝方から、売り一色となり、その後、日経平均は1万円とび台で概ね推移した。■4日、ギリシャなどEU加盟国の一部に財政赤字削減への懸念が高まり、ユーロが大きく下落。米国では、企業決算が市場予想に届かず、5日の雇用統計の発表を前に、4日に発表された失業保険申請件数が予想外に増加した・・などと悪材料が重なり、投資資金は安全志向から米国債に流れ、NYダウは構成する30銘柄中29銘柄が下落した。

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◆日経平均のこの日安値1万36円は、昨年11月27日(1ドル=84円台の円直近最高値となった日)の安値から1月15日の昨年来高値までの上昇幅に対し、半値押し水準だ。当欄は、これまでは、だからこれからどうなる・・とテクニカル面を解釈してきた。しかし、今回の下げは、EU、米国発の爆弾がきっかけ。しかも、昨秋来の相場が、海外勢が大量買い越したことからスタートしたものであることを考慮すれば、長期的には、ある水準にくれば収まろうが、「2週連続で26週移動平均線を割り込んだが、下値には、11月相場で下値の目安となった52週線がきょう現在9608円に控えている。だから、その線に下げて来た時から買いを考えよう」とはならない恐れがある。もちろん、その逆もある。総弱気(強気)となった場合、その逆に行けば、様変わりの世界となる。例えば、5日に発表の米雇用統計が、市場の期待以上に好転したとなれば・・。ただ、米株は、企業業績が少々良くても株価に織り込み済みであり、もう一段上を目指すには力不足(現在の市場は、こんな思いが市場を覆いつつある)とみなしてしまえば、NYダウ1万ドル割れは当然、となる。慎むできは、値ごろ感からの買い(売り)。

◆当欄買い推奨銘柄は基本的な考え方は変わっていない。が、今は、買いのスタートが遅れても良い時。海外相場が一軒落着とばかりに手のひらを返したような反騰相場に転じ、しかも、テクニカル面もゴーサインOKとなるまで、基本はウォッチング。■「暴落日の赤札(逆行高)銘柄は買い」という相場格言がある。買う銘柄が少なくなるなか、数少ない逆行高銘柄に目先資金は流れやすく、新規売りも入りやすくなっているから、信用取り組みは厚みを増し、さらに思惑を呼ぶというパターン。●昨秋来堅調だったシロキ(7243)は上げ下げ急となっている。JALの損失を東急が補うためにシロキを上げるという説は?も信用倍率1.2倍の低位株が目先資金を誘う。●当欄注目は信越ポリマー(7970)。08年10月に付けた6年8カ月ぶり安値331円を大底に12カ月移動平均線、52週線、200日線を下値サポートラインとしちょっと美しい上昇基調を描いている。外資系証券が同社株の投資判断を「買い」に、目標株価を800円に引き上げたことがあおった格好。が、スマートフォン向けキーパッドの大幅増加が同社を成長路線へと導くとの指摘は魅力。海外情勢を横目にロスカット価格を決めて、打診買いはOKとみる。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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