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2009/10/01

◆09年度下期入りの東京市場で、日経平均は3日ぶりに反落。154円安の9978円と7月24日以来ほぼ2カ月ぶりの終値1万円割れでスタートした。朝方発表された9月日銀「短観」で、大企業製造業のDI(業況判断指数)は2期連続の改善だったが、前提為替レートが1ドル90円割れの直近水準よりも5円ほど円安水準だったことから厳しい見方が勝り、次第安で前場を終え、後場はわずか23円幅の狭いレンジで終始。金融関連株、輸出関連株が下げをリードしほぼ全面安商状の大引けとなった。■当欄は直近、「変化が表れるまで、基本は買い見送り」で臨んでいる。きょうは、のっけから日経平均の1万円割れパンチ。前日業績予想を増額修正しても沈む銘柄は多かった。そんななか、短期狙いの資金が買いに、売りにと動いたのはアナリストの投資判断を材料視したもの。ただし、その有効期間が短いものが多いのが難儀なこと。

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◆例えば、日立国際電気(6756)。半導体製造装置(SPC)最大手の東京エレクトロン(8035)などが下げるなかで唯一上昇したのは、クレディスイス証券が投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に引き上げた日立国際だった。もっとも、52円高の750円で寄り付き、723円引けと陰線足となり、7月3日の年初来高値755円をトップとした750円前後の上値ネックラインを突破できなかった弱みが残った。幸い、年初来、75日線や中期相場をみる26週線にがっちりガードされたゆっくリズムの上昇基調を刻んでおり、3カ月続いた750円台の上値関門さえ突破できれば、来11年3月期営業黒字転換、12年3月期大幅増益見通しとの業績予想に期待した相場をみることが出来る?相場環境は悪い。しかし、いったん、売り買い攻防戦で買い方が勝ち、上値ネックラインを突破したとなれば、値動きのいい銘柄を買う動きが一気に始まり、大量の投資資金を吸収した独歩高となることがよくある。ウォッチングを続け、全面安商状のなかで26週線(きょう現在661円)で踏みとどまる日が続いた時は、ロスカット価格を決めて買っていきたい。■ちなみに、クレディスイス証券は同様に、先に、当欄注目株としたSPC関連のスクリーン(7735)や東エレクの投資判断を「アンダーパフォーム」(弱気)から「中立」に引き上げ、目標株価も引き上げた。逆に、判断を引き下げた同関連銘柄も3銘柄あった。

◆では、鳩山首相が目指す温暖化ガス25%削減実現に欠かせないのは原子力発電。当欄は日製鋼(5631)に思い入れがあるが、「環境サミット」と呼ばれた「洞爺湖サミット」の1カ月前の昨年6月に大相場の天井をうった格好となっており、世界的なM&Aの渦に巻き込まれるなどよほど大きな環境変化があるまでは、原発関連銘柄の本命にはならないと見ている。そして、次善策として指名したのが東芝プラント(1983)、まだ、8月高値からの日柄調整が続いており、微妙な位置にある。したがって、今すぐに買うというわけにはいかない。が、ウォッチングを続けていこう。

◆大学発バイオベンチャーで筆頭注目株のそーせい(4565)も4月以来、25日移動平均線という短期線に下支えられ上昇基調にある。もし、25日線を割り込み一段安に入った時は、「売却」しよう。真闇の航行では、やはり「羅針盤はテクニカル」だ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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