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2011/11/16

◆日経平均は前日比78円安の8463円続落、前場後半からマイナス圏に沈み、後場は8500円台を見ることなく8400円台後半でのもみ合いに終始した。TOPIXはといえば、6.8ポイント安の724.11と続落。2009年3月12日以来2年8カ月ぶりの安値を付けた。時価総額もまた2.3兆円減少し249.5兆円と250兆円を割り込んだが、これも09年3月以来のことだ。09年3月といえば、08年後半のリーマン・ショック後の安値だ。その後、欧米、アジア各国が景気対策に大判振る舞いの資金投入や金融緩和を実施し、世界景気を押し上げてきた。日本も景気対策・金融緩和に加え、中国などアジアの経済成長に後押しされ、景気は底放れした。が、東日本大震災からの被災地復興への道筋がいっこうに見えてこないように、日本の景気の舳先が見えてこない。羅針盤のないまま、ただ世界経済の回復を願っている感がある?が、ギリシャに続き、1.9兆ユーロ(1ユーロ=104円)といわれる巨大政府債務残高を抱えるイタリアの国債利回りも危険水域といわれる7%台を15日に再び記録。また、スペイン、フランスの国債利回りも急上昇と、ユーロが世界経済の火薬庫とかしつつある?

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◆頼みの綱は、米国?以前から指摘しているが、今も、NYダウはなお最後に期待をかけるに適ったチャートにあるからだ。11月1日の続落でダメか?と思わせたが、小さな日足「三角保ち合い」を形成し、10月27日の直近戻り相場の高値1万2284ドル(終値では1万2208ドル)を窺う構えとなっているのだ。週足では前週までの3週の一服で上値を試す動きに入ってもOKの格好となっている。後は、「何が株価を押し上げるのか」ということ。EUの混乱がなお続くとしたら、上に登る道は狭く険しい。もっとも、NYが上向いた時、問題は、東京が果たして上値をトライできるかどうか、そして、その時、何が、どんなファクターが先導するのか?はその時にならないと分からないことだ。TOPIXがこの日、リーマン・ショック後のスタート台近辺まで下げてきたのは、徒労ともいえるが、相場を牽引するのは何か、相場の中で見つけるしかなさそうだ。柱が見つかるまでは、お好み馬券のつもりで流すか、先行き期待の内需株に期待をつなぐべきであろう。

◆栄研化(4549)は大塚HD(4578)の母体大塚製薬が自社株に続く2位株主であり、以前にも記したが、両社で国連の結核撲滅運動に参画、栄研化は独自技術の遺伝子増幅技術で定評があり、結核検査試薬で国内製造販売を申請中。来年にも販売開始の予定にある。10月下旬発表の11年4−9月期連結経常利益は前年同期比8.4%増の17億円で着地した。ただ、通期経常利益は前期比18%減の22.8億円とする従来予想を据え置いた。続く、来13年3月期は結核検査用試薬の国内外での販売スタートが見込まれているなど急伸見通しにある。年初来、52週移動平均線沿いの上昇基調にあり、大きな52週線からの下放れがない限り、52週線絡みで打診買いして様子を見たい。●マクドナルド(2702)はジリ足がいい!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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