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2009/04/09

◆9日の日経平均株価は321円05銭高の8916円06銭と3日ぶりに大幅反発し、2日分の下げを埋めた。8900円台での終値は1月7日に年初来高値9239円以来の高値だ。8日の米国株式が3日ぶりに反発したことや朝方に発表した機械受注統計が予想外の改善を示したこと、過去最大規模の追加経済対策や株価対応策への期待感などが広がり、次第高の展開で、NYダウの上げ幅を大きく上回りほぼ高値圏で終了した。■今週の日経平均週足は小幅陽線に転じた。そして、25日移動平均線は75日線を上抜く短期線のゴールデン・クロスを示現した。これは、2008年7月11日以来ほぼ9カ月ぶりのこと。短期強気相場を示唆するもの。ただし、25日線とのかい離率は10.2%、25日平均騰落レシオは126.06%と高水準が続き、米国相場に左右される市場から抜け出していないことから、日々市場に飛び込む材料に対し下ぶれしやすくなっていることは留意したい。

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◆前日は前期業績予想の修正を発表すると発表し後場に悪役を演じたシャープ(6753)だったが、同時に第10世代の液晶新工場の稼働を今年10月に前倒しすると発表したことから、生産回復が期待され液晶関連部材株が好人気となった。液晶関連株として日電硝子(5214)、旭硝子(5201)が人気となった。先に取り上げた日東電工(6988)も急反発し、JSR(4185)は一時96円高の1304円に買われ3日の年初来高値1320円に急接近した。目先の流れのなかでは注目される。

◆ 一方、前日市場を支えた格好のトヨタ(7203)はこの日も朝方から買いが先行する展開で160円高の3910円高値引けとなり、6日の年初来高値を更新、前日は終値で越えられなかった200日移動平均線をきょうは終り値でもクリアし、全般相場を牽引した。200日線突破は、07年7月以来のこと。米財務省が、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーを通じた自動車部品メーカー支援プログラムを開始したことから業界の安定化を期待した買いが広がった。

◆  前日に続き好人気となったのは、家電量販店株。追加経済対策で省エネ家電の購入支援が盛り込まれる見通しとなったことから、需要拡大が期待された。業界トップのヤマダ電(9831)は一時470円高の5230円まで買われ26週移動平均線を回復した。昨年9月第4週以来ほぼ半年振りのことだ。相場の上昇基調入りが鮮明化するかが注目される。ドイツ証券が投資判断を「買い」に引き上げたことも後押しした。エディオン(2730)が4日続伸し、ケーズHD(8282)は3日続伸した。

◆GSユアサ(6674)は一時46円高の581円に買われ連日で年初来高値を更新した。買い気配から33円高の568円で寄り付き堅調展開が続いた。9日付の日経新聞朝刊が、「(同社とホンダは)京都府に建設する工場で11年春から、ハイブリッド(HV)車向け次世代電池を年10万台規模で量産する」と報じたことが手掛かり材料となった。生産するのはリチウムイオン電池。現行のニッケル水素電池に比べ小型・高効率の次世代電池だ。同社はまた三菱自(7211)向け電気自動車(EV)用リチウムイオン電池も手掛けており今2010年3月期から量産出荷を始める!引き続き注目を。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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