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2015/02/09

◆2月第2週初めの東京市場で、日経平均株価は前週末比63円43銭(0.36%)高の1万7711円93銭と続伸した。米1月雇用統計が市場予想を上回り、非農業雇用者数が速報値を大幅に上回ったことからNYダウなど米国市場は下落。欧州ではS&Pが6日にギリシャ国債の格付けを「Bー」に1段階引き下げたことを受けユーロ圏は概ね続落となった。しかし、円は、海外市場で対ユーロで続落し対ドルでも1ドル=119円を挟んだ水準へと大幅に続落。東京市場でも対ドルで大幅続落スタート。後半は円がやや下げ渋る動きとなったものの、発表が続く企業業績が好調とあって、朝方から買いが先行。1月28日以来8日ぶりに1万7700円台を回復しての終値となった。■業種別株価指数は値上がりが22業種、値下がりは内需関連中心に11業種となり2日連続で値上がり数が上回る。値上がり率1位は紙パルプ1.74%の3日続伸、2位保険1.62%の3日ぶり反発、3位は円安にも後押しされたガラス土石で1.55%の続急伸、●旭硝子(5202)が大幅続伸し日経平均指数銘柄値上がり率でトップ。今期予想は市場予想をやや下回ったものの、保守的な計画との見方が主流となった。4位ゴム製品1.55%、8位機械、9位輸送用機器・・と「輸出関連セクター」は精密機器の0.86%安を除きそろって上昇した。5位には非鉄金属が1.44%の続伸で入った。非鉄需要国のアメリカ景気回復が材料視されたといわれ、●東邦鉛(5707)が4%弱の大幅反発、●三菱マ(5711)2.3%続伸・・など非鉄株はそろって続伸した。9日引け後に発表された東邦鉛の4-12月期(3Q累計)連結経常利益は前年同期比2.7倍増益となり通期計画の59億円を達成した! 一方、値下がり率1位は金属製品1.24%の5日ぶり反落、2位鉱業1.23%反落、3位空運1.19%続落、4位精密機器は0.86%安と唯一輸出関連で下落し、5位陸運0.79%の3日続落。

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◆トヨタ自(7203)は昨年12月高値7873円、今年1月28日戻り高値7834円に対し、この日は7621円を見て7700円△77円引け。下値はジリジリ切り上げ型。このまま、上値を伺う格好が続くとなれば、東京市場は期待できる!?そんなか、いすゞ(7202)も直近は、昨年9月の株式分割落ち後の高値圏でもみ合う展開となっており。この日、朝方には1月30日に付けた株式分割落ち後高値1612.5円にあと0.5円と迫る場面があった。前週末6日発表の15年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比4.7%減の1359億円減となったものの、通期計画1750億円に対する進捗率は77.7%に達し、4年平均の71.5%も上回ったことはもっと評価されてよい!?●なお、星野リゾート・リート投資法人(投資証券)(3287)は1980年代〜2000年前後に友人、その後、妻と何度も先代の旅館時代に遊んだところ。世代が変わった後は、界松本となったその場所に泊まったのは妻とその友人。筆者は、何度か、周辺を散策したののみ・・。詳細は先とするが、2020年東京オリンピック大会を控え、アジアを中心とした海外旅行客増で追い風が吹く、旅行関連の代表銘柄として、同社リートに1票を投じたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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