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2012/06/07

◆キヤノン(7751)が105円高の3185円引け。それはそうだろう、3月27日の昨年2月以来の高値4015円から2カ月強で2880円、28%強下げ、09年4月下旬以来の安値に沈んだのだから。昨秋から今年2月にかけての下値ゾーンまで浮上しても不思議はない。電気機器、自動車関連主力株と比べ、精密機器はまだ今期業績予想とその背景に強みが残っていることも強みだ。為替の円高が収益押し下げ懸念となって株価の上値を抑える。が、ここまで「ユーロ売り円買い」でパッケージを組んできた海外投資家は持ち高調整の「円売りユーロ買い」の機会を探っていた。為替円安となれば輸出関連主力株の買い戻しが広がってもおかしくない。■もっとも、1部市場出来高は17.6億株弱と直近の定位置?にとどまっており、勢い持続には、円安・株高の応援が不可欠。欧州金融不安、欧・米・中景気減速懸念に対し「金融緩和」のメッセージしか聞こえないのは、各国の財政事情が大型財政投資に打って出る余地が乏しいため。6日には欧州連合(EU)とドイツがスペインの金融機関の救済策を模索との報道があり、円は対ユーロで5月30日の約11年ぶり高値96円48銭から4日続落した。

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◆当欄注目株のひとつ大塚HD(4578)が5日ぶりに反発。前場寄り付き直後には18円安の2424円までみたが、後場には2465円まで付けた。5月16日の上場来高値2500円は目前だ。7日のブルームバーグ・ニュースが「大塚HDの治験段階の抗結核薬が、従来の治療薬が効かない結核症患者に有効であることが臨床試験で分かった。40年ぶりに新しい抗結核薬の導入につながる可能性がある」と報じたことが手掛かり。ブルームバーグでは、「多剤耐性結核(MDR−TB)の患者に対し、最初の2カ月間の治療で、従来の治療薬と共に大塚の抗結核薬デラマニドまたは偽薬を1日2回投与した。この結果、デラマニドを服用した患者の少なくとも42%は粘液性の結核菌が肺からなくなったのに比べ、偽薬を服用した場合では29.6%にとどまった」と伝えた。大塚HDが資金を提供した臨床試験結果は、7日発売の医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」に掲載されたという。同社はDNA増幅技術LAM法を開発した●栄研化学(4549)と資本・業務提携しており、世界保険機関(WHO)とともに世界の結核撲滅に向けた研究開発を展開中だ。同社業績は抗神経病薬「エビリファイ」が牽引し、連結経常利益は連結制度導入の2009年3月期を基点に今13年3月期で4期連続2ケタ増益かつ過去最高更新の見通しだ。予想PERは12倍台であり、上場して1年半しか経過していなく海外投資家に比し国内の市場認知度は高くない。右肩上がりのチャートの風情がもっと美しくなればいいのだが・・!?

◆円安ならば、輸出関連買い戻し、内需株売りのパターンとなりやすく、当欄注目銘柄で厳しい状況の銘柄は多い。しかし、日マクドナルド(2702)は5月10日以来の2300円台引けとなり。●コスモス薬品(3349)は大幅3日続伸で、5月8日高値4745円をうかがう構え。●物語コーポ(3097)は5月の分割後高値1506円にあと39円と迫る。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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