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2010/02/18

◆日経平均は前日比28円高の1万335円と3日続伸した。17日は、米国の景気が順調との指標やギリシャ情勢の落ち着きをみて欧米株が上げ、ドルがユーロ、円に対し上昇したものの、NY原油、金先物も上昇した。ただ東京市場では、前日に急騰したこともあり、買いエネルギーは膨らまず、もみ合いに転じる銘柄が多く、日経平均の日中値幅は55円と小幅にとどまった。円安に推移していたものの、輸出関連株物色の輪は広がらず、上昇は限定的だった。そして、直近に大きく売られていたその他金融や繊維製品、小売などに攻守交替。それらが出遅れ買い人気に乗り値上り上位となった。逆に、前日に急伸した鉄鋼、海運株などは反落した。出来高は9782万株減の16億5804万株、売買代金は1223億円減の1兆1099億円とそろって薄商い状況に変わりはなかった。海外勢の動きが鈍ったなかでは、積極的に買いあがる勢力は無く、様子見気分が広がった。■とはいえ、海外市場高に後押しされた直近の反発は、海外からグッドニュースが入れば「買う」というアクションにつながるもの。引き続き、米国株次第の相場が続きそうだ。

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◆東芝(6502)は一服したが、東芝プラント(1983)が急伸、52週移動平均線に迫ってきた。前日は、「オバマ米大統領が米国内での原子力発電所の新設再開に向け政府保証を供与すると発表した」と日本経済新聞朝刊が報道したことが好感され、東芝とともに同社株も急伸した。同日夕刊では、「チュー米エネルギー長官が、政府保証の原発2基に加え、6〜10基に保証を供与する方針を明らかにした」と伝えたことから、この日は、東芝よりも値動きの軽い同社株に買いが回った。■いずれにしても、鳩山首相が唱える温暖化ガス排出25%削減案では、原子力発電について触れていないこともあって、原発関連企業には海外だけが頼みの綱となっている。直近の海外原発プロジェクト参画で連敗した日本勢だが、米国なら日本企業の出る幕は残されている。■一方、オバマ米大統領は議会への対応が課題ながら、原発新設だけでなく、景気対策法で、鉄道、橋、港湾整備・回収プロジェクトなどを対象とした「交通網高度化プロジェクト」も発表した。鉄道高速化ならば、日本勢に実績があり、同計画の行方が注目される場面もあろう。テクニカル的な妙味株は52週線が下値サポートラインとなってきた日信号(6741)か、200日線が下値支持線となってきた日車両(7102)、ナブテスコ(6268)、あるいは、少々重量級だが52週線が支えてきた川重(7012)か。ウォッチングを開始しよう。

◆小型出遅れ材料株として、ここまで強気してきた介護関連株がきょうはそろって利益確定売りに反落した。ただ、最大手のニチイ学館(9792)が昨年11月以来上値ネックラインとなっている200日移動平均線や52週線に迫っており、これをクリアできるかどうかの胸突き八丁に差し掛かっている。870円、890円水準をそろって超えてくれば、売り買い攻防戦は逆転するとみて、引き続き注目したい。

◆さて、スクリーン(7735)が活況裏に461円まで上昇した。1月15日につけた昨年来高値474円は目前だ。昨年3月の上場来安値109円を基点とした地道な上昇基調に変わりはなく、12日現在の貸借倍率は1.17倍と信用需給はひっ迫化。引き続き、もう一段上を狙っていけるとテクニカルは示唆している!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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