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2007/03/26

◆3月期決算企業の配当権利付き最終売買日の26日、日経平均は小幅ながら5日続伸した。一方、TOPIXは33業種別株価指数中22業種が上昇したものの、下げた。ここまで配当取りで買ってきた(らしい)電力・ガスや公示地価上昇を買った不動産、陸運の下げ幅が大きかったことが響いた。この日、アジア開場15市場の星取り表は11勝4敗(2休場)だった。中国・上海総合指数は3122ポイントと上げ3日連続で過去最高を更新したが、インドは続落し2月上旬の過去最高値から1割ちょっと下の水準でモミ合っている。今週は、米国で26日に発表される新築住宅着工、国内では30日(金)に発表される鉱工業生産指数がひとつのポイント。市場サプライズがある数字が飛び込む?

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◆また、今週末は、月末であるとともに06年度末でもある。投資ファンドや企業は期末評価が気になるところ。ちなみに、昨年3月末の日経平均終値は1万7059円(きょうは1万7521円)、TOPIXは1728ポイント(同1741ポイント)だった。筆者が証券会社で場立ち!をしていた頃は、見え見えのお化粧買い注文や売り崩しの売りが闊歩していたが、今は、そうはいかない。先物を利用するなどやり方が求められているようだが、さて・・。

◆まず、明日410円の期末配当落ちとなるのは、DS、Wiiがハード、ソフトともすこぶる好調な任天堂(7974・大)だが、1日で落ち分を埋め、2月1日の上場来高値3万6050円を獲りにいく相場が期待される。●では、電力・ガスはいかがか?ひところ、電力株は配当取りの買いの背景に、欧米での電力再編に絡むM&A関連銘柄の感覚での売買が大きな上昇エンジンとなっていたとの見方があった。もし、そうなら、例えば、東電(9501)の場合、4000円水準にある75日移動平均線がこれまで同様に下値サポートラインとなる確率が高いはずだが、これもどうか・・。

◆注目されたのは、米GEが23日に、三洋電機クレジット(8565)に対しTOB(株式公開買い付け)すると発表したこと。上限金利下げで収益が一段と厳しくなったノンバンク(その他金融株)が、これから買収のターゲットとして金魚すくいのように吊り上げられる可能性が高まったこと。もっとも、きょうの場合は、単に大幅に下げてきたため反動高となった銘柄がほとんどだったようだが。

◆25日、能登半島地震が起きた。余震が厳しいという。きょうは地場建設株が高かったが、ここは、復旧関連株を云々するのは止そう。せいぜい、地盤改良の不動テトラ(1813)■この日、目立ったのは原子力関連株。木村化工機(6378)が値上がり率9位となり、三菱重(7011)が一時、20日に付けた8年半ぶり高値739円にあと1円に迫る場面があった。先週末なぜ急落したかわからなかった東芝プラシス(1983)も急反騰し900円台を回復した。あとは、日立(6501)、東芝(6502)が三菱重と輪になって上昇基調を継続するかが次のポイントとなる。

◆この日の注目株は、今期業績すこぶる好調、来期はその反動減となるものの、高水準でPER割高感は乏しい、新日鉄筆頭株主銘柄の日鉄鉱(1515)。52週移動平均線・12カ月線が下支えする。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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