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2007/01/10

◆前日は、「ソニー(6758)などこれまで後塵を拝していた銘柄群の総決起の動きとなった」。しかし、この日は、「しょせん2番手は2番手でしかない」というべきか、前日幅広く買いが広がったのは、何故か?と、言いたくなるようなほぼ一本調子の下げが13時38分まで続いた。その後は、日経平均が1万7000円割れ水準で推移するなど、方向感のない相場に転じた。9日のNY原油先物価格が米東海岸の暖冬を背景に一時バレル53ドル台と18カ月ぶり安値水準に売られ、シカゴ穀物相場も小麦が3カ月ぶり安値、NY金は10月下旬以来の低水準・・と<国際商品市況の下落が世界のホットマネーの流れを堰止める可能性>が懸念され、世界資本・金融市場を揺さぶっている。この日も、日本株だけが安いのではなく、アジア株では開場した日本を除く15カ国・地域市場中、中国など4カ国の主要株価指数が上げただけで11カ国が下げた。続いて開場した欧州でもほとんどの市場が午後1時前後の段階で下落している。まだ、世界の市場は本格的な2007年相場に移ってなく、06年の余韻のなかにあるというべきか。

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◆やはり、「年末年始で相場はまったく違った格好になる」との経験則は生きている?あの1989年12月大納会のバブルの極みから、たった、数日間の休みを(実際は、各ファンドの運用姿勢の転換が決定される暦年交代)を経ただけで、まるで違ってしまった市場風景をみたが、程度の差はあるが、よく似た市場の空気が漂っている。といっても、いたずらに弱気になっているわけではない・・。

◆そんななか、楽天(4755・ジャス)は12月以来、5.5万円水準で突っ張っていたが、この日、逆行高した。三木谷社長が都内の講演で国内人口減に対応し楽天市場を日本から海外に業務エリアを拡大する旨の発言があったことが背景。同社のビジネスモデル陳腐化が懸念されてきたが、新たな動きに期待した買いが先行したもの。12月の直近戻り高値6.2万円を突破するようだと、チャート好転。上昇ピッチの加速が期待できよう。同社株が元気を出せば、新興市場全般も活気つく可能性が高い!?

◆また、兼松(8020)も1円安の224円と戻り高値圏で頑強な展開となった。半年間の下値鍛錬の後の12月浮上だけに、下値は限定的と見てよい。●また、本欄中期注目株の島津製(7701)は内外機関投資家の押し目を拾う動きが続いており、この日も、活況裏に続伸。逆行高した。

◆10万円割れ水準でモミ合う展開が続いている本欄妙味株に指名のコムシード(3739・名セ)は、韓国でオンラインゲームを運営するサイカンHDによりTOB(株式公開買い付け)で買収された。サイカン社長の日本市場でのゲーム事業急拡大への意欲は強い。目先は9万円台を拾い、10万円台乗せで追撃買いと強気で攻めたい。●外国人買いが続く加ト吉(2873)、ラサ工(4022)など、ここから突っ込みを待って拾っていきたい。●また、炭素繊維の邦テナック(3403)も昨年5月以降の三角保ち合いが煮詰まっていることから800円水準でモミ合うここから中期買いしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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