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2007/07/19

◆新日鉄(5401)が大活況裏に大幅高し4日続伸。43円高の921円まで買われ、6月4日の年初来高値901円を一気に更新。1989年5月以来18年ぶりの高値となった。前号で指摘したような悪材料はきのうの下げの中で株価に織り込み、日経平均1万8000円割れの終値を救った新日鉄など鉄鋼セクターへの集中が、予想通りきょうに生きた格好となった。もっとも、一方では、楽天(4755・ジャス)が1200円安の3万7600円まで売られ、6月13日の年初来安値3万7700円を更新。昨年10月12日以来9カ月ぶりの安値に沈むなど、東証1部の各指数は上昇したものの、残りの2部株指数から3新興市場指数までそろって下落。来週から本格化する3月期決算企業の第1四半期決算発表を前に、新興市場の決算に対する投資家の疑念は晴れず、見切り売りなどが広がっている。海外に目を転じると、この日、インド・センセックス30種が3カ月ぶり大幅高で、過去最高を更新。ロシアでは原油高を背景に石油関連株が好人気となり指標のMICEX指数が過去最高を更新した。そして、アジア・太平洋17市場の星取表は11勝6敗(負けは中国、台湾など)と勝ち組が倍近い数となった。

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◆新日鉄の第1四半期決算発表は30日の予定。中間期・通期業績予想の修正は見送られるはずだ。が、為替の円安、中国経済の堅調、鉄鋼価格高水準から見て、増額の余地がある分、買い方が勢い付いているもの。もたつく市場の牽引役として引き続き4ケタ相場時代を目指す。新和海(9110)、太平工(1819)が新日鉄の陽動役となってきたが、今後も同様な役回りを演じそうだ。本欄は、新日鉄関連株では、上値が切り下がっているものの、中国関連事業の拡大を図る山九(9065)が5月の24カ月移動平均線割れを基点に上昇基調に転じるかに注目している。

◆原子力関連株は先の相場で飛びつき買いが高値掴みとなっており、中越沖地震に伴う東電(9501)の過小報告も重なり、高値から大幅反落し調整色を強めているが、いったん戻りを試す相場があっても不思議ない。木村化(6378)、トウアバルブ(6466・東2)、日ギア(6356・東2)の25日線、978円、52.8万円、752円水準からウォッチングを開始、買いタイミングを捉えたい。大型主力株ではやはり東芝(6502)が核、25日線はきょう現在1055円にある。 

◆基本テーマは、やはり「環境」だが、 もうひとつ、離陸する「航空機産業」といえる。「今後20年間のボーイング社、エアバス社及び日本航空機開発協会の航空機需要予測は2万5800機強から2万8700機弱までの間にあり、金額は310兆円」という。機体メーカーでは日本は構造部位メーカーでプライム3社は三菱重(7011)、川重(7012)、富士重(7270)、サプライヤ2社は新明和(7224)、日飛行機(川重子会社)。機体材料メーカーでは炭素繊維複合材で東レ(3402)、東邦テナックス(3403)、チタン合金では住友チタ(5726)、東邦チタ(5727)。装備品メーカーは多種多彩で妙味株が多い、次号で紹介予定。■立飛企業(8821・東2)は多摩地区の中核都市となってきた立川市の大地主であり、含み資産の膨大化が予想される。6000円絡みで下値切り上げ型チャートだ。急反落場面や押し目を拾いたい。                                                                                                                                                                                                                           

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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