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2014/10/17

◆突発性難聴を患っている妻が右耳が聞こえなくなったと言った。毎週1日、長時間をかけ病院内検査と問診を続けてきた。しかし、それも無駄になった。4000ヘルツの音を雑音としてではなく、4000ヘルツの音でも心地のよい音楽として聞くことで慣れるのがいいのではないかと言われたという。ただ、やがて左耳も聞こえなくなるともいわれたという。落胆した気配はみせなかったが、私はどう慰めていいのかわからなかった・・。私の頭の中もまた異音が響くばかり・・。

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◆さて、10月第3週末の東京株式市場で、日経平均株価は前日比205円87銭安の1万4532円51銭と続急落した。9月25日の年初来高値1万6374円14銭から1842円(11.2%)安となり長期相場を示唆する52週移動平均線を3.7%割り込み、かつ、4月第2週の1103円(7.3%)安場面を大きく上回る下げとなった。消費増税直後の4月相場では、7週間52週線を割り込んで推移し5月最終週に52週線を回復、9月相場へとゆっくりではあるがむかっていった。欧州経済への懸念に加え、ここまで唯一回復基調を持続しているとされていた米国経済に先行き不透明感が強まったことが市場に重しとなった。加えて、エボラ出血熱への影響も懸念され、NYダウが1年2ヵ月ぶりの6日続落となるなど欧米市場をはじめ世界同時株安展開となり、東京市場も売り優勢の展開となった。黒田東彦日銀総裁が衆院で「消費税の引き上げが万一先送りされ、確率は低いが財政への信認が失われば対応が極めて困難」と発言したと伝わり円の下げ幅が縮小する場面があったことも株式市場で嫌気された、との指摘もあった。

◆そんななか、この日午前、NHKニュースなどで「リニア中央新幹線の建設工事計画の認可」との報道があった。東京と名古屋の間を40分で結ぶリニア中央新幹線について、国土交通省がJR東海(9022)の建設工事の計画を認可したもので、13年後の開業に向けて本格的に動き出すことになった。営業運転は286Kmを時速500キロで走行。東海道新幹線の最速1時間半を半分以下に短縮する。2014年度に着工して27年の開業予定。総工事費5兆5235億円は全てJR東海が負担する。都市部は大深度地下を利用し、全長の86%はトンネル。全席指定で16両編成、およそ1000人を運び、1時間に上り下りそれぞれ5本程度運行されるという。●鉄建建(1815)は475円まであり6円高の459円。●コンクリート構造物アンカーが主力でトンネル掘削用資材を手掛けるケー・エフ・シー(3420)は10時過ぎにストップ高となり、大引けで400円高の2077円ストップ高比例配分となった。9月には4400円を付けた後、信用規制で今朝の安値1645円まで下げたばかりだが、一気に目覚めた格好。●日コンベヤ(6375)は273円まであって39円高の254円引け(前場寄り付きは225円)。土木工事にからむセメント、鉄筋・鋼材など素材関連もそうだが、週明け飛び出す関連銘柄は!?それとも、大空振り!?

◆当欄注目株セブン&アイHD(3382)は3月以来の長期線52週線割れ・・。11年3月東日本大震災時の安値1755円から今年1月、7月前・後半、8月と4400円台が壁となり失速した形になってしまった。3月安値3611円が次のポイントだが・・。なお、ウォッチングは続けたい。  

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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