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2009/12/16

◆日経平均は前日比93円高の1万177円と3日ぶりに反発した。主役の銀行株は活況裏に上昇、TOPIX業種別株価指数で断然トップの7.0%の大幅高となり、全般相場を牽引した。日本経済新聞朝刊記事で市場は息を吹き返す、そんな2日間。15日付の記事、「米系大手不動産ファンドが東京・丸の内の大型複合ビルを年内に買収する」で不動産関連株が全般下支えし、きょうは、「日米欧の金融監督当局で構成するバーゼル銀行監督委員会が、大手銀行を対象とした新自己資本規制の導入を実質的に延期することで大筋合意した」と報じたことを好感した買いが銀行株を中心とし広がっていった。12月第1週の海外勢の大量買いの後、1万円台に乗せた日経平均株価はじりじりと上値を追う格好となっている。10月26日の直近戻り高値1万397円を上抜ければ、8月31日の年初来高値1万767円をトップとした11月27日安値9076円までの下げ相場が終り、8月高値更新を目指す上昇基調に転じると見てよさそうだ。もっとも、その時、当欄が直近で取り上げている小型株はいったん不利になるだろう。ただ、日経平均が8月高値更新に向かうなかで、小型株は出遅れ買いの時を迎えよう。準備は怠るべからずであろう。

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◆クボタ(6326)は大型株の範疇にあり、この日は881円まで買われ、7月の年初来高値をようやく更新した。もっとも、引けにかけ利益確定売りに押され反落で終ってしまったが・・。先にも記したが、同社は、中国をはじめとしたアジア各国での農業機械事業を拡大、ベトナムに工場を新設しタイでも農機を増産するなど、アジアの経済好調を背景に今2010年3月期減益幅は期初計画を下回る見通しだ。06年4月に1379円の高値を付けた。が、1989年バブル期の上場来高値1420円を抜けきれず失速。昨年10月に328円まで下落して、ようやく底打ち。今年2月に二番底を打った後、26週移動平均線沿いのきれいな上昇基調を刻んできた。10月安値683円を割り込まない限り上昇基調は続くとみており、当欄新年相場の注目株のひとつとする。

◆LED(発光ダイオード)関連主役の一角として当欄期待は豊田合成(7282)。何度か記したが、同社株もまた7月末高値から11月20日にかけほぼ1000円下げて200日線にタッチした後、上昇反転。きょうは10月の戻り高値2780円に後10円まで迫った後上げ幅を縮小した。しかし、すでに、75日線や中期相場を占う26週線を3週連続で上抜き上値を追う構えが整っている。

◆不動産株反騰ならば(そうでなくともだが)PGGIH(2466)だろう。米ローンスター系のゴルフ場運営大手だがもっと注目されていい。筆者は団塊世代の大量定年時代を迎えた時に、同社株を注目株とした。が、みごとに空ぶり。昨年12月の上場来安値2万8010円まで長期下降が続いた。しかし、日本のプロゴルフ界は今、女子プロが若いプロの急成長で華やぎ、男子プロには10代の最年少年間賞金王が誕生と久々に活気付いている。入場観客者数も増加中で、不況の只中も新ブーム状態。同社保有のゴルフ場への来場者数も伸張。今09年12月期連結業績は増額修正されており、来期への期待感が膨らむ。株価は、今年陽線がたつ。昨年12月を基点の上昇相場を下支えするのは13週線と26週線だ。8月には52週線を26週線が上抜くゴールデンクロスを示現済みだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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