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2008/11/17

◆週明けの日経平均株価は方向感もなく、薄商いのなか先物に引っ張られる格好で上下幅が500円弱と値動きの大きな展開となった。終値は60円高と久々の小幅で、高値引けとなった。緊急金融サミットはもともと顔見せ的な要素もあって、直接、株価を左右することはなかったが顔を合わせることにはそれなりの意味がある。また、17日朝、発表された7〜9月期GDP(国内総生産)速報では、実質で年率0.1%マイナスと約7年ぶりの2期連続の減少となり、経財相は「景気後退期入り」とした。02年2月からの戦後最長の景気回復は実感のないまま昨年末に終ったようだという。設備投資、個人消費など先行きについても厳しく、景気低迷は続くとの見方を示した。自民党はテレビCMで選挙用宣伝を流すが、先行きの増税を図るための一律ばらまき「2万円の税金戻し」では、狙い通りに消費に金が回るわけはなく、CMだけがカラ回りする!

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◆日本だけでなく、欧州、米国とも7〜9月期GDPはマイナス成長となった。NYダウは二番底確認かと期待された前週末午後の急失速に失望。週明け17日のアジア・太平洋15カ国株式市場星取表は日本、中国などが上げたものの4勝10敗1管理相場となり、欧州市場もそろって急落した。発表される企業の決算は厳しく、調整局面が続く。その日その時の材料に反応するだけの東京市場の薄商い、そんななかで方向性が見えてくればよいのだが・・。

◆「東電が電気自動車を三菱自動車(7211)などから営業車両として過去最大級の導入をする」との日経報道に鋭く反応したのは、三菱系で中間期経常黒字転換したと前週末発表したGSユアサ(6674)ではなく、古河系で値動きの軽いことで定評のある古河電池(6937)だった。ストップ高に買われ、なお買い注文を残したことに、目先資金に左右される全般相場が続いていることが読み取れる。

◆パチスロ・パチンコ機を手がけるSANKYO(6417)が7月以来の75日移動平均線プラスかい離なるかの挑戦が続いている。10月28日安値3450円からの復活がかかっている。UFJ証券が投資判断を「2」(やや強気)から「1」(強気)に引き上げ、目標株価5720円を据え置いたことも後押しする。75日線突破となれば、次の上値関門である200日線の5900円とび台挑戦が期待される。

◆当欄注目の小型好業績銘柄も高値波乱気味。なかで、10月7日の7年ぶり安値圏1280円から反転してきた、個別指導方式の学習塾「トーマス」を首都圏中心に展開するリソー教育(4714)は、11月10日高値4190円から一服していたが下値切り上げパターンは続いており、75日線が200日線を上抜くゴールデンクロスが目前となっている。高値更新後も続伸できるかに注目。■8万円台の上場来安値圏から10万円台に浮上してきたのはマクロミル(3730)。インターネット利用の市場調査で最大手だが、週央にも25日線が75日線を上抜く短期のゴールデンクロスが示現し、中勢上昇波動入り宣言から、次のターゲット13万円台にある200日線突破に期待。●今年2月上場でゲームなどソフトに発生する不具合を検査するDハーツ(3620・マザ)は、9月の分割落ち後のモミ合い相場脱却に向けここから打診買い。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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