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2010/01/13

◆日経平均は前日比144円安の1万735円と3日ぶりに反落。TOPIXは7日ぶりに反落した。加熱感がちらつき始めた東京株式市場で、中国関連株をはじめ輸出関連株、資源関連株、金融株など幅広く下落した。12日に、中国が金融引き締めを発表。米国で株式・国際商品が急落し、円が上昇。加えてこの日の中国・上海株式市場をはじめ東アジア・太平洋6市場がそろって下落したことも、終日、上値の重しとなった。■中国の金融引き締めは資産インフレ抑制に向けて過剰流動性の吸収を一段と加速させるため。今回が最終というわけではなく、引き続きタイミングをはかりつつ継続される見通し。12日の米市場では、世界景気回復への懸念から米株が下落し、NY金・非鉄・原油・穀物先物など国際商品が急落。NYで円は主要通貨に対し上昇、1ドル=90円台の3週間ぶり高値を付ける場面もあった。東京外為市場では91円台前半へ円高がすすんだ。

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◆パナソニック(6752)が4日続伸し、4カ月ぶり高値を付けた。昨年8月に付けた昨年来高値1541円が見え始めた。8日に2010年度経営方針説明会を開催したことを受け、13日付け日本経済新聞朝刊が、「大坪文雄社長が電機で世界トップの環境革新企業になると宣言した」とし、家庭でエネルギーを生み出す「創エネ」の家づくりで主導権を握るなどと紹介。また、大和証券CMも12日付けで、「投資の軸足をAV機器から環境関連へと事業戦略を方向転換することを明確化、垂直統合型企業へのこだわりを捨てたことを高く評価」するとし、投資判断「2」(強気)を継続したこともあり、値動きの良さを買う動きが広がった。■事業戦略の方向転換が業績を押し上げ始めるまでには時間が必要だ。が、変化を買う動きが広がる可能性はある。あとは、昨年来高値を突破し、現在は決して美的にないチャートが美しく見える株価水準である、1500円台後半から1600円台乗せまで上昇するかがポイント。最低限、昨年来高値を更新しなければ話にならない。いずれにしても、上昇基調が崩れない限り注目株としている東芝(6502)、スクリーン(7735)、日電産(6594)、楽天(4755)などと併せて、パナソニックもここから注目していこう。

◆日製鋼(5631)は前日、昨年6月の戻り高値1305円にあと25円と迫ったが、この日は反落。週足ベースの一目均衡表の「雲」と呼ばれる抵抗帯上限を割り込み、外の寒さに思わず首を引っ込めた格好となった。しかし、今も、尻尾を跳ね上げる格好となっており、この先の調整局面で三角保ち合いを下に放れない限り、中勢上昇基調は不変とみてよい。●交流サイトを手掛けるグリー(3632)が4日続伸。当欄8日付けで記したように、5日付けで外資系証券アナリストが投資判断を引き下げたことを受け6日にかけ急落したが、7日の大量報告書ではフィディリティ投信が7.73%取得したことが判明。下値固めを待ちたいと記したが、ここから株式分割落ち後高値更新にむけ浮上していくのか注目。●介護関連では19万円を挟みモミ合いが続いている有料老人ホーム運営のメッセージ(2400)の動きに引き続き注目。民主党の政策が具体的な形で見えるにはまだ時間が必要だが、介護関連事業への追い風は09年に介護制度開始以来、初めて介護報酬を引き上げたことに続き、この先も吹いてくるとみてよさそうだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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