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2011/04/20

◆日経平均は前日比165円高の9606円と4日ぶりに急反発した。欧州ではギリシャなど債務危機国がある一方、ドイツの製造業が拡大するなど一部の国の景気は堅調。スウェーデンも利上げが言われている。再利上げ観測からユーロが上昇し欧州株は上昇基調にある。米国では堅調な経済統計発表が多いうえ、企業の好業績発表が続いている。また、ドル安を背景にNY金先物は史上初の1トロイオンス=1500ドル台乗せ、NY原油先物も上昇基調にあり、米国株は頑強な展開・・。そして、この日は、円が東京外為市場でも対ドルで9日ぶりに反落し、対ユーロでは5日ぶりの反落した。加えて、前日は急落したアジア株が、この日は大半の市場で1〜2%超の急反発となり、前日まで様子見気分が強かった日本株を後押しした。日経平均の日中値幅は4日ぶりに100円を超えた。ただ、出来高が前日比17.6億株にとどまったことは気にかかる。

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◆この日、自動車関連株は円安を追い風に上昇し、精密機器、電気機器。機械などとともに相場を牽引した。が、悩みは多い。世界最大の自動車市場となった中国・上海で19日、世界注目のなかモーターショーが開幕。国内外の完成車と部品メーカーが約2000社出展しているという。よほど注目されたブースしか回る時間のない競争が厳しい場だ。日本勢は、東日本大震災で部品工場が被災し、中国でも部品不足に悩まされている。さらに、部品供給が滞り続ければ、5月以降に深刻な状況を迎えることになるといわれている。しかし、昨年の中国の自動車生産台数は1800万台(日本の昨年の四輪車合計生産台数は約960万台。登録車と軽自動車の販売台数は500万台弱)、今年は2000万台との見方がある。内外で激しい販売合戦を戦っていく中、クルマが無くてはその土俵にも上がれない。中国市場での日本車シェアの急低下が懸念される。このことは、中国以外の市場でも同じこと。トヨタ(7203)のこの日の安値は3095円だが、これはあの3月15日、全面安以来の安値水準だ。乾いたタオルさえなお絞って水を搾り出すといわれたトヨタでさえ前期決算発表時に今12年3月期業績予想を発表できないという報道があったように、震災による国内需要などが読めない。しかも、今度の震災でオール電化住宅が厳しい状況を迎えたように、ハイブリッド車に続き、オール電気自動車で市場を拡大しようとしたものが、「今夏・今冬は東電の電力供給がピーク時需要に追いつかない懸念あり」では、これも今現在では厳しい話・・。

◆米ボーイングが19日まで4日続伸し12カ月間の高値に急接近した。同社に金属チタンを供給している大阪チタ(5726)と邦チタ(5727)が反発し、炭素繊維を独占供給している東レ(3402)も反発。邦チタは26週線・52週線をこの日回復したばかり。東レは26週線の上にあり三角保ち合いを形成。13週線沿いの上昇基調にあり一番形がいいのが大阪チタだ!三角保ち合い上放れから6000円台回復が期待できる格好となっている。注目を!■昨春に、「結核は現代の病気だ」として栄研化(4549)を紹介したが、結核は新興国で急拡大中だ。同社はWHO(世界保健機関)と共同で迅速検査キットの開発を進めている。来春にも発売との見方もあり、ウォッチングを再開。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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