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2015/10/05

 

◆日経平均株価は前週末比280円49銭高の1万8005円49銭と4連騰となり、9月18日以来8営業日ぶりに1万8000円台を回復した。前週末発表の米国雇用統計で雇用回復ベースが鈍化するなど低調だったことから早期利上げ観測が後退したことからNYダウは急反発した。東京市場では円は続伸始動となったことで、株式市場の上げ幅は小幅にとどまったものの、朝方から買いが先行した。業種別株価指数では倉庫・運輸を除く32業種が上昇した。ただ、出来高は前週末比974.0万株増の18億9654万株と2日連続20億株割れとなった。

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◆そんななか、OLC(4661)が4連騰し一時1ヵ月半ぶりに7200円台を回復した。前週は勝手ながら筆者は全休となってしまった。韓国、オ―ストラリアから妻の甥・姪2組の家族が来日したことで久々の休暇をもらったもの。その内1日は、その彼らの子供達をつれてディズニーランドに行った。筆者にも久々のことだった。が、幼い子供達は少し雨模様のなかもはしゃぎまわり楽しんだようで、親はくたびれつつも笑顔の1日となった。筆者は証券時代には、工場見学ならぬ、証券調査会のディズニー見学で出かけ、待つことなく様々なアトラクションを楽しんだものだ。そして、今回は時間待ちをむしろ子供たちと楽しむ時間として過ごすこともできた。その、OLC株は朝方から買いが先行し、後場には一時8月20日以来1ヵ月半ぶりとなる7200円台回復場面もあった。4日付日本経済新聞朝刊が「本社を移転し、テーマパークの拡張を検討」と報じたことから「テーマパーク拡張に伴う集客力アップにつながる」との期待が買いを誘ったようだ。報道では、「同社は2016年中に千葉県浦安市の東京ディズニーリゾート内に置く本社の一部を移転し、移転で空いた場所をテーマパーク拡張用地に充てる方向で検討する。ディズニーランド&ディズニシー合計の面積は約100万uで、本社面積は約2万平方u超。年間入場者数は3000万人を上回るが、OLCでは快適にゲストが楽しめる水準は2800万人としているとし、本社移転もあわせ混雑緩和につなげたい考えだ」と指摘していた。今3月期は東京ディズニーシーの開業15周年イベントによる業績拡大期待もある。株価は長期相場を示唆する52週移動平均線沿いの上昇基調にあり、引き続き上値を試す動きが期待できそうだ。

◆また、筆者こだわりのプリマハム(2281)も20円高の346円と大幅高で4連騰し、8月31日以来の高値水準となり75日移動平均線を回復、前週の305円で割り込んだ長期線(52週線)を1週間で脱出した格好となった。7月には、環太平洋経済連携協定(TPP)の大筋合意期待の買いから428円と1996年7月以来19年ぶり高値を付けた。が、その後、全般調整色を強めたこともあり失速していた。依然、11年3月東日本大震災後の安値75円を起点とした長期上昇基調にあり、長期線添いの上昇基調にある間は「買い」推奨銘柄としたい。日本が輸入する豚肉などの関税が下がるため材料調達コストの低下が期待できそうだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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