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2008/04/17

◆中国北京政府は北京オリンピック、パラリンピック期間前後の大気浄化作戦を14日公表した。車両の通行規制、汚染物質排出産業の生産停止や減産などを骨子とした、7月20日〜9月20日という期間限定かつ北京市限定の措置。工場生産などの全国レベルに対する北京市のシェアは限定的で、規制の影響もまた限られるが、これを機にどこまで環境重視型都市にカジ取りできるかが注目されるところだ。「中国全土が大気汚染のなかにあり、北京に黄砂の舞う日にはアパートの上半分が見えなくなる、猛暑の夏五輪にゼンソクのマラソンランナーが競技に出場して良い結果が得られるわけはない」とは毎月2〜3度顧客を中国各地に案内する友人の言葉だ。

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◆その中国の株価は下げ止まらない。16日の米国株の急騰を受け、東京市場が3連騰するなどアジア・太平洋市場星取表は14勝1敗となったが、その1敗が中国・上海総合株価指数で2%を越える急反落だ。おととい15日には5.6%も下げていた!この日の終値3222.74ポイントは昨年10月16日の最高値は6124.044ポイントだったから、47.38%の下落・・。日本株がダメだから新興国ファンドを買ったという日本の投資家は多い。しかし、中国、インドの2大新興市場が高値から大きく下げているという現状にはつらいものがある。

◆ちなみに、メリル・リンチ証券が毎月実施している、世界のファンドマネージャー調査4月16日版によれば、「欧州や新興国への見方が悪化し、米国、日本株への見方が改善した」といい、「世界の投資家のリスク回避姿勢が改善し、現金や商品から株式へ資金シフトした」という。17日、東京市場では、日経平均株価が、ようやく昨年10月中旬以来上値の重しとなっていた75日移動平均線へのプラスかい離を回復した。日経朝刊で「今期営業利益が2割減」と報じられたトヨタ(7203)も3日続伸し5000円台を回復した!?15日朝刊で今期減益と書かれた新日鉄(5401)、JFE(5411)が同日から3日続伸しているのとよく似た話だ。ただ、出来高18.63億株、売買代金2.35兆円と薄商いであり、売り物薄のなかを「空(から)馬車」が走っているようなものであり、米国株次第で18日相場がガラリと変わってしまう根無し草的相場?に代わりはない。

◆前号紹介の日製鋼(5631)は昨年7月の上場来高値2105円を突破した後に調整に入るのか、それとも、7月洞爺湖サミットの前に一気に市場最高値相場に入っているのか?今は原子力発電市場の急拡大による企業成長の夢を買う相場が続いているが、東芝(6502)が米国で原発受注を拡大するなか、最高値更新から1〜2段階上の相場に入っていっても不思議はない。

◆半導体試験装置最大手のアドバンテスト(6857)は25日引け後に決算発表が予定されている。前期営業大幅減益は株価に織り込み済みで、今09年3月期は横ばい予想にも関わらず75日線を上抜いてきた。半導体製造装置関連株に好材料が出ないなか1月安値2070円から1000円弱上昇してきたものだ。

◆太陽電池用ウエハ製造装置のフェローテック(6890・ジャス)は当面の上値関門1200円台突破後は青空が迎えてくれそうだ。上値追いへの期待大!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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