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2010/10/04

◆東京・神奈川など1都4県で「高品質・EverydayLowPrice」を掲げるスパーマーケットがある。筆者が毎週日曜日に出かける大田区六郷の京浜急行線沿いの駅近くに本社ともう一店舗あり、世田谷の自宅からは自転車や車で行く用賀に大型店舗と従来店舗があり、重宝している。用賀店にはたいてい自転車で出かけるのだが、3日の夕方は車で行き、ソウルの姪っ子たちのお土産のうち最後に残っていた日用品、米、菓子・食品などを買った。3〜5割引きで1万数千円だから定価だと2万円を超える買い物になった。かつて、六郷から長野県に引っ越していった8人家族の母親は当初、「オーケー価格」が頭にちらつきかのちでのスーパーでの買い物が出来なくなったという。ちなみに、社長は82歳で今もオーケーで自らが買い物をする飯田家5人兄弟の3男飯田勧氏。長男が酒類の家業を継ぎ、居酒屋チェーン「天狗」を展開するテンアライド(8207)は次男の故飯田保氏が創業、セコム(9735)の創業者で最高顧問の飯田亮は末っ子・・とおそるべき兄弟。株式は上場していないものの、これまで種類株式を発行して株主を募集しており、その都度発行価格は上昇していたという記憶がある。ちなみに、ネット検索でみた経常利益は04年度に反動減益があったものの、05年度から前09年度まで5期連続増益で、前期は98億円。しかも、売上高経常利益率は04年度の2.65%から5期連続アップし09年度は5.11%となっている。OK店内には消費不況は見えない。

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◆さて、10月第1週初め日経平均は前週末比23円安の9381円と反落。9月27日以降は6日連続で上げ下げが交代する方向感の乏しい日替わり相場となっている。証券、銀行など金融セクターが市場ムードを悪化させた。大手銀行などの自己資本規制の厳格化を懸念した売りが広がり、金融株が値下がり率上位を占めた。メガバンクは信用需給が悪化していることも重しだ。一方、為替相場がやや円安で推移したことから輸出関連の一角が堅調に推移した。しかし、為替は、市場介入効果を消した格好となっており、次の円買い攻勢にどう立ち向かうのか懸念される状況だ。1日の米国では、NYダウが反発。この日発表された米供給管理協会(ISM)の9月製造業景況感指数が前月及びアナリスト予想値を下回ったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の次回会合で追加金融緩和が決まるとの見方が広がり、8月個人消費支出は市場予想値を上回って伸び、個人所得も前月比増加したことが好感された。しかし、消費者マインド指数は前月比マイナスだったが、市場予想は上回ったとし例の「いいとこ取り」でNYダウは反発した?

◆バルカー(7995)が年初来高値を更新。上値ネックライン220円台を突破した。11年3月期封止材事業が半導体製造装置や自動車向けに部門営業利益は3倍増に急回復」との報道があった後、200円台央の低位株とあって人気化、上値追いが続いている。今期予想PERは14.7倍、PBR1.08倍に留まる・・など指標面で割安感は強い。株価は、09年11月の6年10カ月ぶり安値147円から反転。今年6月第3週には26週移動平均線が52週線を上抜くゴールデンクロスを果たしたが、07年11月に26週線が52週線を割り込むデッド・クロスをして以来、2年7カ月ぶりのこと。「長期下落後のゴールデンクロスは中期買い」との見方もあって、ウォッチングを開始。  

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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