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2005/02/04

◆銀行株風雲急。「不良債権処理は順調」と昨年暮れに買い上げた銀行株だが、3月期決算が接近し、読売新聞で、「三井住友FG(8316)は、金融庁から不良債権処理で厳しい指摘を受け、貸倒引当金を大幅積み増し。今3月期連結損益が赤字となる公算も」と報じられるとともに、「UFJ統合も断念。西川善文社長は辞任する意向を固めた」と伝えたことから、株価は大幅安で4日続落。昨年11月以来の安値水準まで売られた。◎三菱東京FG(8306)も三菱自動車問題を抱え三井住友と同様に年初来安値を更新。週足はかろうじて寄り引け同値の十字足。つれて、きのうは余裕があったみずほFG(8411)もつれ安で寄り引け同値の十字の週足に転じてしまった。主なイベントは今週で一巡だが、来週の全般相場見通しに風雲?ただ、平均株価は、日足では上値の重い形だが、週足では2週連続陽線で52週移動平均線に下支えされ、悲観に走り過ぎないよう戒める格好となっている。注意しつつ歩けということか。

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◆マザーズ市場は値上がり銘柄数16に対し値下がりは95。YOZAN(6830・マザ)は結局3日連続ストップ高となったが、来週10日までにIP携帯電話関連の事業計画を発表したところでいったん材料出尽くし感が広がるか、注目。■バイオベンチャー株も波乱含みだが、新薬開発状況により株価評価が分かれる傾向を強めると見てよい。本年の注目株とした遺伝子医薬品開発のアンジェスMG(4563・マザ)は前12月期に連結経常赤字はピークを打ち今期から縮小に向かう見込み。黒字転換はまだ見えないが、新薬開発状況や提携状況が株価を下支えすると見ている。いったん急騰したここからは突っ込み買い作戦。そーせい(4565・マザ)は開発品の進展が見え、今3月期売上2.5億円は来期10倍超で経常黒字転換見通し。再来期続伸見込みであり、きょう上げ幅のほぼ半値押し終了で、打診買いゾーンに。■専門商社株は動きよく来週も妙味大とみる。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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