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2011/05/12

◆日経平均は前日比147円安の9716円と3日ぶりに急反落した。11日に中国が発表した消費者物価指数(CPI)が予想を上回る上昇率だったことや欧州の財政懸念が広がるなかイングランド銀行が年後半の利上げの可能性を示唆したことから、金融引き締めへの懸念が高まり、週明け2日間急伸したNY原油先物や金先物など商品市況が一転、大幅反落。欧州株、米国株も大幅に下落した。この流れからアジアの株式市場も台湾の小反発はあったものの、中国をはじめそろって大幅に下落。東京市場は朝方から売りが先行、素材・資源関連や輸出関連セクターの下げに引っ張られ、10時過ぎ以降は大引けにかけ下げ幅を拡大する次第安の展開となった。

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◆米国株やドイツ株は5月にリーマン・ショック後の高値を付けているが、中国、インドはインフレ懸念から利上げ圧力がかかり、いずれも4月に戻り高値を付けた後は、再び軟調展開となっている。そして、東京市場はといえばあのバブル期1989年大納会天井から今に至るまで長期下降トレンドから抜け出せていない・・!繰り返しになるが、米国発の過剰流動性が生んだ、世界の株式、為替、商品・・などの市場隆盛は、バブルとその崩壊を体験してきた筆者を次第に悲観的にさせつつある。そして、かつて、同じ会社内で、兜町を騒がせた仕手軍団の大隆盛と一気の崩壊を見てきた筆者に、思惑だけの銘柄はお好み馬券程度の付き合い以上は出来ない。もっとも、業績・材料・テクニカル・需給・時代的背景・・が上乗だったとしても、予期せぬ何かに転んでしまうこともあるのが投資あるいは勝負の世界。それでも、業績・材料など様々チェックしなければ、投資は始まらない。依然、厳しい状況が続いている。が、行けると納得したあとは打診買いから始めよう。

◆紹介銘柄のひとつ科研薬(4521)が後場急伸し連日で年初来高値更新した。後場中に発表した前3月期連結経常利益が計画を上回り4期連続で過去最高を更新したうえ、続く今3月期経常利益も前期比5%増の144億円と連続最高更新予想だったことが材料視された。株価は06年3月以来1000円とび台が上値関門となってきた。が、昨年5月安値734円を基点に26週線沿いの上昇基調を刻み、きょうほぼ10年ぶり高値を付けた。利益確定売りが出やすくなっているが、今年2月には当欄で記したように、再生治療関連銘柄であり、「細胞シート再生医療医薬品のひとつ『歯周組織再生シート』の臨床研究実施計画が昨年12月に厚生労働省から了承済みだ。現在、申請準備中で、会社側では12年の上市を予定している」。急押しは「買い」の姿勢を継続し、1100円台乗せ後の相場に期待したい。●メッセージ(2400)も3日続伸し、24.59万円と2月16日以来の水準に上げてきた。05年3月に株式分割落ちした後の高値は2月につけた25.4万円だ。世界景気などに関係の乏しい高齢者専用介護付き賃貸住宅を運営する同社株になお注目していきたい。●前号紹介の焼肉レストラン運営の物語コーポ(3097)も人気無く薄商いのなか昨秋に分割落ちした後の高値にある。今6月期2ケタ増収増益で予想PERは11倍台。「知らぬが花」か。●マクドナルド(2702)が9日に発表した4月度既存店売上高は前年同月比3.6%増と大震災発生の3月7.3%減から増加に転じた。注目は日々の1店舗当たり平均売上高が前年同月比11.6%増になったことだ!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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