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2004/08/16

◆16日の後場取引開始直後、平均株価は1万545円まで下落、5月17日の直近安値1万505円以来の安値水準となった。ただ、その後は、1万500円台が心理的な節目と見られていることもあり買戻しや自律反発狙いの買いが入り、引けにかけ下げ幅を縮小した。東京市場の朝寄り前の外資系証券の注文状況は、売りが買いの倍以上となり差し引き1630万株の売り越し。参加投資家が少ない中ではこなしきれない売りのボリュームだ。結局、資源・石油関連株の一角が買われたものの、連日で値下がり銘柄数1100超のほぼ全面安。先に、米FRBが利上げを発表した時、「米国景気拡大が持続する」とコメントしいたが、市場は疑問符を投げつけている。13日の日本のGDPも市場の予測平均値を大きく下回るもの。原油高騰が景気の足を引っ張るとされ、国際テロ組織アルカイダがイタリアを標的とするテロを予告する声明を15日に発表したことも嫌気された。

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◆トヨタ(7203)など自動車株やハイテク株が下げ、銀行、証券をはじめとする金融セクターや小売関連株の下げが目立つ。なかで本欄紹介銘柄ではシスメックス(6869)が年初来高値を更新し、4000円相場突入直前となっているが、自動車部品株も高値圏で頑強だ。◎しっかりといえば6週移動平均線13週、26週、52週線が220円台で収斂している新日鉄(5401)。好業績・思惑株の冶金工(5480)とともにここから改めて注目。◎マツダ(7261)も350円以下は中期買い場。◎あす500円台で頑強だと三共生興(8108)を攻めていきたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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