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2010/05/10

◆5月第2週初め、日経平均は前週末比166円高の1万530円と3日ぶりに反発した。そして、前週後半2日間とは逆に、TOPIX業種別株価指数は全33業種がそろって上昇した。4月21日以来のことだ。前週後半の世界市場を悲観で覆ったギリシャやポルトガルなどの財政危機に対し、10日、欧州政策当局が最大で7500億ユーロ(約90兆円)の融資制度創設で合意した発表したことを受け、買い戻しなどの動きが広がった。10日のNY株式市場の急反騰を期待した先物に買いが入り、円が対ドル、ユーロで反落したことも輸出関連株買いへの安心感を誘った。景気回復への懸念から軟調だった素材・資源関連株が値上り率上位を占め、金融関連もまた上昇した。

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◆前週末7日、NYダウは、発表された4月雇用統計で雇用者数が29万人増と4年ぶりの大幅増となったものの一時、270ドル安場面があり、140ドル弱の続落で終った。6日のダウ1000ドル安を受け取引システムへの不安などが市場を覆ったという。ただ、欧州の融資制度創設合意が、勝るとのみかただ。ただ、NYダウが上昇した場合、あすの東京市場が後半にかけても強い相場展開が続くかは疑問が残るが、さて・・。

◆前週、東芝(6502)がLED(発光ダイオード)照明強化報道があったが、LED素子から手掛けている豊田合成(7282)の三角保ち合い放れを期待させるチャートに注目、改めて、買い場を探したい。4月28日に発表した前2010年3月期連結営業利益は前期比66%増の262億円と急回復。続く、今11年3月期は3%増の270億円と控えめ。予想1株利益115円に対する予想PER22倍に割り安感は乏しいが、LED市場の急拡大、トヨタの自動車生産立ち直り期待が株価を後押しする。同社株チャートは、昨年7月高値3170円をトップに、同2月の二番底960円をボトムとした三角保ち合いが2500円処で収れんしてきた。三角保ち合い上放れとなれば、後を追いたい。まずは、4月2日高値2666円突破を確認したい。その後もジリ高基調となれば、継続買いとなるが、当面は、株価推移を見たい。

◆先に、今期連結経常利益11%減予想を発表した東芝直系の発電プラント大手東芝プラント(1983)は、発表直後から人気化、最上位にある52週移動平均線を上抜き、前週に続ききょうも52週線に下支えされ反発した。もっとも、同社株チャートを語るには、02年2月に付けた上場来安値177円を基点とした長期上昇基調が今も続いていることを強調しなければならない。今回は、08年10月安値582円を基点とした上昇相場にあり、昨年8月に付けた1993年10月以来ほぼ16年ぶり高値1319円を奪取しないでは、一歩も前進できない。が、全般相場の急波乱時に拾う銘柄として注目してほしい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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