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2005/06/13

◆全般相場は「上値は重いが、下値は着実に切りあがる展開になるのではないか」との期待はあるものの、平均株価は月初から1万1250円を中心にベタなぎ状態。わが瀬戸内海の夏の朝凪夕凪のようにそよとも相場は動かない。しかし、個人投資家の物色意欲は旺盛だ。平均株価のベタなぎをよそに、個別銘柄では急騰急落銘柄が相次いでいる。ジャスダック市場でのきょうの出来高は3億株弱と連日で過去最高を更新。なかでも先週末比32円高の179円と2000年8月以来の高値に買われたIBダイワ(3587・ジャス)は3846万株の大商い(1位のイチヤは1億5000万株弱だが株価は10円台。同社を除き9位までが2ケタの株価。ちなみにIBダイワも5月23日は23円であり、先週8日に100円台に乗せたばかり。同社は管理ポストにあり、6月24日の株主総会で香港を拠点に投資銀行、資産管理業務を展開する「クロスビー社」から元野村証券の2新役員が送られ、新社長にはこれも元野村証券の野田耕助氏が就任する予定で、これまでの2社長(そう社長は奇妙なことに2人いた)に変わる。3月末にはクロスビー社が同社の1億700万株の新株予約権全株を取得しており、同社を日本の活動拠点とする予定にある。総会後に管理ポストから通常ポストに復帰するとの市場の噂がある一方、単にマネーゲームに終る砂上の楼閣の可能性も残されているとの声もあり、株主総会後、発表されている通りに企業実態が伴うかは疑問との声も聞かれる。いずれにしても真相は不明。真相が不明だから思惑が働く余地は大きく、今の市場環境にぴったりはまった相場を展開しているのだ。刺激がほしい向きにはお好み馬券と割り切って1単位投票するのも一手。暴騰暴落の思惑株相場の醍醐味を味わうのもいい経験となろう。

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◆さて、ユーロ安ドル高の反映で円安ドル高が急となり、自動車セクター株が買われるが、ハイテク株はまちまち。◎東急不(8815)は年初来高値が目前だ。ここですんなり490円台から500円台乗せを果たしたいもの。時間を食うと反落の恐れを残す。造船の先行き業績強気見通しで本欄は佐世保重(7007)に注目している。加えて、船舶向け発電用エンジンで高シェアのダイハツD(6023・大2)に注目。5月末から好人気だが、増額修正期待を背景に8年ぶり高値圏から一段上の相場が期待できそうだ。今3月期1株38円、来期50円、再来期65円との見方もあり360円台には割安感が強い。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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