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2005/11/17

◆毎年11月第3木曜日はボジョレヌーボー解禁日。今年はきのうが締切日だった雑誌編集室でボジョレーを味わいつつ原稿を書いた。そして、先月末からのハードな日々は終った。今夜はワインに揺られながらゆっくりと眠ることにしよう。そして、3カ月後の締切日まで2カ月間は市場と正面から向き合うことにしよう。まずは、もっと眠りを!である。 そういえば、きょうは母校の後輩、中日左腕の野口投手がFAで巨人入りを表明した日となった。巨人相手のノーヒットノーランを達成したゲームをビデオで見ながら眠ることにしよう。甲子園に出場したこともない当時全く無名の田舎の高校生が80勝もしたなんてすばらしいの一言。左ヒジさえ故障しなければとっくに100勝以上上げ、日本の左のエースになっていたのだが・・・。甲子園出場、早稲田大のエースというだけで川上憲伸投手が中日のエースといわれることに悔しさはあるが。実績を見れば力の差は歴然としている。1試合で250球近くも放るなんて馬鹿なこともやった雑草の強さが野口にはある。見てくれのいいエリートよりもたくましい雑草はやはり強い。

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◆さて、株式相場は強弱を付けながらも、本来、上値ネックラインとなるべき1万4000円台央に差し掛かって、なお、強い展開が続いている。朝方の外国証券の注文状況はきょうで4日連続売り越しになっているが、「買いが買いを呼ぶ」、「買うから上がる。上がるから買う」そんな展開が続いている。TOPIX33業種中安かったのは食品1業種のみ。また上昇率下位は食品同様にディフェンシブセクターである医薬品、ガス・電力だ。■メリルリンチ証券は現実の株価はのほうが目標株価より高く詮無いことだがソニー(6758)の目標株価を引き上げた。3500円から3700円プラス10%に設定したという。で、終値はといえば4060円だ。同証券では、「今3月期、来期の業績見通しを増額修正。連結営業利益を今期は420億円から900億円に、来期も450億円から750億円」としている。この増額修正が目標株価引き上げの理由だが、「依然水準は低く、前向きに評価できる段階ではない」と考える、という。それでよい。悪く言われつつ、良い面を探し出すことが、底入れ前後の銘柄に下す共通したアナリストの判断である。去年の今頃本欄が買い推奨していたマツダ(7261)は、12月の工場火災をピークにアナリスの否定的見解が8割を占め。確かに、まだ、ソニーの積極的に評価できる面は見当たらない。が、同社はまだ、そんな段階から長期に注目すべき銘柄である。

◆東急(9005)が切り返した。強気継続!◎セイサ(6372・大2)もなべ底型のチャートとなってきた。先に増額修正したことは株価にまだ織り込まれていない。9月高値324円突破から一段上を期待したい。◎同様なチャートとなっている新興プラン(6379・2)も先に好業績を発表済みで割安感は強い!新たに500円台から上へと駆け上がっていく相場が期待できそうだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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