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2006/10/30

◆月末を明日に控えた「きょうの全面安には目先注意が必要」だ。基本は、日本株の需給悪化懸念と見る。もちろん、11月には日本経済の拡大期間が戦後最長となるが、今朝発表の9月の鉱工業生産指数が2カ月ぶりに低下したように、景気浮揚力のなさが懸念されている。前週末の米国株安を売り材料と見ても、NYダウの場合、4連騰で160ドル上げた後の70ドル安であり、下げても後に尾を引かないと見る。一方、先週の日経平均は2勝3敗で「119円の週足陰線。113円の上ひげを引いた」ことで「やや注意が必要」なことを示唆していた。が、テクニカル面での問題は、明日が月末であること。ちなみに、ここまでの10月の月足は182円の陽線に対し、550円の上ひげを引いており、先月までの「強気」度はやや低下している。これで、<明日一段安した場合、月足陰線となり「弱気」を示唆してしまう>。また、明日、1万6407円以下で終った場合、週足ベース一目均衡表で「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限を割り込むこととなる。なお、先々週、26週移動平均線が52週線を割り込む<中長期線のデッドクロス>が示現した。この後、<週足が52週線を明確に下放れし始めると、調整は長引く>ことになる

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◆直近では、好決算や業績増額を発表したものの利益確定売りなどが先行する場面が増えている。本欄小型注目株のひとつホンダ系自動車部品のエイチワン(5989・ジャス)は前週末に07年3月通期連結業績予想の大幅増額を修正した。しかし、株価は朝寄り前から利益確定売りが先行し、終値は109円安の1620円と大幅続落した。これは止む得ないことだろう。8月の年初来安値110円から大幅高したうえ、本欄でも増額修正の可能性については論じてきたのだから。経常利益は従来予想を10億円上回る49億円に修正された、来08年3月期は合併効果が発揮され利益率も高まると見てよい。「中長期強気」は不変だが当面は落ちどころを探りたい。●全面安相場の中、山九(9065)は6日続伸。3月30日の高値を上抜き、2月10日以来の高値735円に顔合わせした。個人投資家主導だけに、そろそろ利益確定売りが出やすくなるが、突っ込み場面では買いを考えたい。

◆日立プラテク(1970)の三角保ち合いの動きが煮詰まっている。というか、動きが乏しい。しかしながら、今3月期連結業績はグループ統合効果があり大幅増収増益見通し。東芝プラント(1983)とともに世界の原発計画拡大基調、再評価の動きに中期注目したい。 

◆ソフトバンク(9984)は楽天(4755・JQ)などとともに、ネット経由の個人投資家を捉えて話さない。携帯番号ポーダビリティ始動の当日からシステム障害が発生し、出鼻をくじかれたが、10月20日の信用需給は1.14倍とひっ迫。週足チャートはなべ底から脱出するかに見える。上値を模索する展開が続きそうだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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