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2007/12/10

◆10日、週明けの東京市場は方向感がつかめないままモミ合いで終始した。東証1部市場の値上がり率上位には、トップとなったシルバーオックス(8024)以下普段耳にしない思惑材料株が並んだ。日経平均株価は11月22日安値から1500円弱上昇しており利益確定売りが先行した。11日開催の米FOMC(米連邦公開市場委員会)や14日の日銀「短観」発表を控え、模様眺め気分が強かった。前場の一部解説では、「中国の上海市場が朝安となり中国景気減速を懸念した売りが東京市場で先行した」などというものもあった。老婆心とでもいうべきか、アジア14市場星取表は3勝10敗1休場だったが、3勝の中に中国・上海総合株価指数は入っており、あとは非常事態宣言のパキスタンとインドネシアが高かっただけ。■もっとも、欧州は上昇し、米国株も先週1週間で250ドル高したNYダウ平均が101ドル高と反発し、S&P500は続伸!また、NY為替市場は1ドル=111.7ドル台の小幅円安で推移し、11日の東京市場のシリを叩く?

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◆市場心理が暗くなったのは、ネット関連株の下落。利益確定売りをこなしきれなかったことであろう。テクニカルでは、マザーズ指数は、9月16日の(昨年1月16日高値は2800ポイント)安値617ポイントから、10月30日に979まで戻した。そこから11月22日の780まで下落したところで75日移動平均線に下支えされ、12月4日に933まで反発。そして、この日は874ポイントまで下げ、200日線を若干下回った。東証1部市場で主力大型株が調整色を高めるなか中小型株物色を牽引したのは、「よく下がった株」である新興市場を中心としたネット関連株だった。9月安値以降は「よく上がった株」になったから利食い売りに押された?

◆筆者次世代成長株と期待のデンソー(6902)は変わらずを2日挟み5日続伸。4720円まで切り返してきた。同じく筆者注目株の浜松ホトニクス(6965)が昨夏以来4000円を抜けきれないように、デンソーもまた昨春以来5000円の壁を抜け切れないでいる。両社株とも下から24カ月移動平均線が突き上げているが、大台突破となれば、新たな相場圏に舞い上がると見ており、その時を待っている。■10日の値上がり率上位では、直近当欄で顔を見せる銘柄に三井松島(1518)があった。10日付けの日経夕刊で、「発電用燃料 軒並み高騰。石炭では豪州産が5割高」と報じられた。同社は子会社がオーストラリアの炭鉱増産体制に向けた先行投資をしているうえ、7日受付の大量保有報告書で、ドイチェ・アセットMが(前回のゼロから)5.33%、560万株保有、フィデリティ投信が前回の6.21%から7.47%、786万株弱に買い増したことが判明し、需給好転と「何か材料をつかんで買っている?」との思惑が買いを呼んでいる。●ダイワボウ(3107)は、インフルエンザの最速流行に警戒心が高まり、マスク用不織布販売増期待が膨らんだうえ値動きも良く人気が持続。●上新電(8173)は、「関西地盤で家電量販店8位」ということが、“家電量販店業界再編の嵐”の思惑を呼び込む。右肩上がりの好チャート銘柄として昨年1月以来の4ケタ相場入りが期待される。●ドラッグストア業界もまた調剤薬局業界を巻き込んだ再編劇が急進行!マツキヨHD(3088)やスギ薬局(7649)、サンドラッグ(9989)急騰が波紋を広げる。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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