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2006/06/07

◆米国発世界同時株安が続いている。平均株価は9時半頃にきょうの高値を付けた時には前日比プラスだったが、2時過ぎまで1万5250円を挟んだもみあいを続けた後、引けにかけ下げ幅を拡大した。結局、1.88%安の1万5096円で終り、昨年11月30日以来の安値水準となった。アジア17国・地域(新たにバングラデシュを加え)の主要株価指数で高かったのはニュージランドのみ。中国にいたってはほとんどの指数が5〜6%の恐怖の下落率となり、インドは前日割り込んだ1万ポイントからさらに一段安した。東京では、<米国景気・金利への警戒感>という世界共通認識のもと、9日の、「指数先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出と三菱UFGFG(8306)の公的資金返済に伴う株式売り出しの受け渡し日」を控え、警戒感を強めている(もっとも、7日前半の欧州株式市場は堅調展開となっている。米国にいい形でつながるといいのだが・・)。

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◆本欄は既に<4月に日本株は中期上昇第2波動を終了>し、現在はその修正(調整)波動のなかにある。<中期上昇第3波動入りを前に本格的な調整に入っていくのはきわめて当然>なこと。問題はその期間と幅(深さ)だ。まだ、本欄ではまだ何も見解を示していない。が、平均株価は、きょう200日移動平均線を下回ったまま終った。200日線を割り込むのは昨年6月9日以来1年ぶりのことであり、当面は調整色の強い展開が続くのかもしれない。ただ、米株が主導権を握っているとはいえ、先行指標として東京市場の動向に注目したい。インドをはじめ世界の多くの市場はNYダウが天井をつけた5月10日前後に高値をつけ直近にかけ大幅に下落している。一方、平均株価、TOPIXは4月7日が高値となっており、他市場に対し1カ月前後先行している。海外で4月高値組は米ナスダック総合指数(4月19日)、イギリスFT100(4月21日)。ちなみに、日本の新興市場はジャスダック平均、東証マザーズ指数、大証ヘラクレス指数が、東京地検がライブドア本社などを捜索したあの1月16日に天井を打ち、きょうも大幅続落で3日連続年初来安値を更新した。筆者は<平均株価が200日線を割り込んだことから、逆に、いったん上値を探る動きに転じる可能性がある>とみるがさて・・。

◆きょうもTOPIX33業種指数中で高かったのは水産・農林業のみ。その水産関連株でも、日水(1332)が608円の年初来高値に買われ30円高の601円の終値となったが、マルハ(1334)は16円高の358円と年初来高値を付けた後11円安の331円で終り明暗を分けた。きょう突如活況裏に人気化したのはホウスイ(1352)だ。低位材料株として仕掛け的な買いが入ったようだ。全般相場が反転する時には、利益確定売りに押されることになろうが、日水、マルハともかつてと比べ物にならないほど収益力をつけている。中勢強気で臨みたい。■本欄は調整期間の主力株として鉄鋼セクターに期待してきた。しかし、新日鉄(5401)は19円安の401円とかろうじて400円を守ったものの、200日移動平均線を割り込んでしまった。景気敏感株として鉄鋼株は売られたという。が、ここから下放れた時にはやはり「強気」で買い場を探したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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